Web Site 「TRPG蛇行道！」入道3000記念シナリオ：3000人の指輪

７）呪いの正体

　■舞台：雑貨商プローモの店
　■登場人物：雑貨商プローモ、冒険者ニコルソン、ご令嬢
　
　《ザレークの指輪》から呪いの力が解放されます。
　指輪と指輪所持者の体から黒い霧のようなものが現れ、戸口方面に流れていきます。霧は１体の人影になります（ＰＣ数が３人以上ならば２体の人影です）。ルールブック１８８頁中段の「シャドゥ」という怪物です。
　怪物と戦闘になります。ニコルソンは最初から戦います。プローモはご令嬢が誰か悲鳴をあげれば戦闘に参加します。ブリザーヴは、プレイヤーにカードを引いてもらってください。
　怪物を１体でも倒したのならば、次の章へ進みます。

８）あなたがこんなことしたのね！

　■舞台：雑貨商プローモの店
　■登場人物：雑貨商プローモ、冒険者ニコルソン、ご令嬢たち
　
　怪物を倒した面々の前に、魔女が姿を見せます。
　店の中に入ってきたのは、占い師ソフィアです。彼女は憎々しげにご令嬢を睨みます。
「せっかく３０００人の苦渋に満ちた魂が手に入るところだったのにねぇ、あんたたちのおかげで台無しだよ、全く。こうなったのならば、この手で苦渋の叫びをあげさせてもらうよ」
　元指輪所持者には次のような言葉をかけます。
「子煩悩の無知なる男にせっかく大事な指輪を預けたのにこのざまかい。あぁ、いやになるね。無知なる父に愚かな娘……ねぇ」
　ニコルソンは叫びます。
「妹の仇！　おまえだけはゆるさない！」
　叫びには嘲笑で返します。
　戦いです。占い師ソフィアは、ルールブック１７９頁の「狂信司祭」のデータを使ってください。

　ニコルソン、プローモその他リザーヴについては、前章と同様に扱ってください。
　ソフィアが死亡すれば、戦闘は終了です。

→→事件解決後の「人気」変動について
　魔女を退治できれば、ご令嬢たちは評判になります。人気が１０あがります。酒場でトラブルに巻き込まれたご令嬢は、人気が１下がります。
　このシナリオのシナリオ経験は５点です。

【データ】

品物編

人物編

ニコルソン・リッチフィールド（冒険者／ブリザーヴ）
　１９歳、男性。
　ルールブック１６０頁上段を参照してください。
　好みの美的パワーは、セッションに参加しているＰＣを見て、適宜決定してください。
　ロールプレイのヒント：爽やかな青年。

コケッテン先生（礼法担当教師／ビット）
　３０代半ばの未亡人です。たいていカリカリ／イライラしています。
　ロールプレイのヒント：昼ドラに出てくる嫁をいびる姑など。

プローモ（雑貨商／ブリザーヴ）
　２７歳、男性。
　データが必要になったのならば、ルールブック１６４頁下段の商人を参照してください。好みの美的パワーは、ランダムに決めてください。
　ロールプレイのヒント：考え込みがちな悩める青年。

【後書き】

　ＪＧＣ２００２でプレイしたときよりは、内容を拡充してあります。が、いかんせんテストプレイはまだ１回です。このシステムを使ったのもこの１回のみ。といういいわけで荒さがあるかもしれませんが、ご了承ください。
　ご令嬢の相手となるような魅力的なリザーヴ（主要男性NPC）をつくるのが、この「おしごれ」シナリオ作成の最大の悩みどころではないでしょうか。
　今度はこのシナリオのチャットプレイをやってみたいところですね。
　では、また。

（中編・展開編へ）