最期の宴席
作 たまねぎ須永
ストーリー
重罪人の死刑囚(もしくは政治犯)の最期の贅沢「刑吏による宴席」のため、PCは食材確保に向かいます。その食材は珍しい食材ですが、1週間も旅すればどうにか手に入りそうです。
食材についての情報収集(シティアドベンチャー)から広野の冒険へ展開していきます。
工夫
○食材を探すうちに死刑囚に対する陰謀に巻き込まれるかもしれません。
死刑囚の解法を狙う一派から接触されたり、死刑囚の処刑前の暗殺を狙い食材に毒を混ぜられたりすることもありえます。
○公開処刑を妨害して、刑吏や執行機関の権威を悪くしようという動きもありえます。
○単純に、死刑囚への食材提供ということを嫌われ、食材の買い取りができないこともありえます。
変化
○食材確保後は、料理を調理する調理人の護衛、手伝いもありえます。
○死刑囚の脱獄となると、「シナリオソース:盗賊の護送」に近づいていく要素もあるでしょう。
○死刑囚に食材を確保したことで、死刑囚の親類から感謝/憎悪されることもありえます。死刑囚という殉職者に近い存在にPCたちがなったと見なされるわけです。
参考
「刑吏による宴席」とは?
死刑囚が処刑前にご馳走を振る舞われるという習慣をさします。
なお、次のような指摘も存在しています。
〈(残酷な時代に情けあるところもあったもんだ……というような:引用者要約)短絡的な理解をふせぐために「刑吏による宴席」について一言しておく必要がある。
何故なら処刑を前にして全く食欲がない者にも強制的に食べさせた事例が報告されているからである〉
〈食卓を共にするということは古来和解の儀式には不可欠のことであった。ひとつのパンをわかち合って食べた者に対しては復讐者もあえて復讐をなしえなかった〉
また、TVアニメ版「ルパン3世」においては、最期の宴席で要求したカップ麺に極細ロープ状のものを仕込み、それを使って牢獄を脱出するというネタが使われたことがあります。
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