江戸時代の大手門の跡が現在では鐘楼として残されています。
石垣の一部しか残っていませんが、かなりの大きさの石垣です。
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この大手門の跡は小田原駅より南に向かって歩いて10分程度の距離です。
城址公園の東側すぐそばにあります。
立て看板の説明文を読むと、元々は現在の箱根口付近に大手門があり、
徳川幕府三代目将軍家光の時にこの場所に移したとされます。
又、常磐木門や銅門のように堅固な枡形構造の門だったようです。
鐘楼に関する説明の看板もありました。
浜手門といわれる元々は別の場所にあった鐘楼のようで、
廃城後、大正時代に現在の場所に移されました。
江戸時代から300年以上この鐘楼は時を告げているとのことです。
大手門から城址公園を見ると二の丸隅櫓が見えました。
隅櫓の奥には本丸天守閣があります。
この大手門はその名の通り、小田原城の正面玄関ですね。
引用・参考文献
小笠原清ほか小田原市編さん委員会 1995 小田原市史 別編 城郭 小田原市
史跡大手門跡説明板