クリス・キングのヘッドパーツ − 王道中の王道のヘッドパーツを邪道のOJ3が入手してしまいました。すると必然的にこうなってしまうのでした・・・ ヘッドパーツは最も重要な部品のひとつです。精度良く取付しないと正常に運転できなくなるばかりか、生命にかかわる事故に遭う可能性もあります。ヘッドパーツの交換はOJ3のようなことはやめて、プロショップにおまかせしましょう!。 |
CHRIS KINGのヘッドパーツとROCK SHOXのSID Race('03)を入手しました。 ヘッドパーツとサスの交換にはざっと考えただけでもヘッドワンポンチ、ヘッドワン圧入工具、下玉押しスライドハンマーといった高価な専用工具が必要になります。邪道OJ3は、DIYで売っているもので何とかできないかチャレンジしてみました。 |
下玉押しをステ管に通した状態 |
全体はこんな感じです。 |
その上から水道用PVC管VP30を通します。ちょうど良い感じの内径です。PVC管の端は、均一に力が加わるようにするため、玉押しの形状にフィットするように加工しました。 |
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クラウンの下はVP30より外径の小さい継手ソケットTS-S20の端を切ったものをあてがい、M12の長ネジを通し、上下を角座金とボルトで締めます。 |
押し込んで圧入完了! |
上で使用した継手ソケットTS-S20の端を切ったものをさらに2つに切断すると、それぞれフレームのヘッドの中に入れて、ヘッドパーツのエッジに合わせて再び組み合わせることができます。(左の写真の黄枠内を参考にしてください。フレームの中でこのように組み立てています。) M12長ネジを通し、ヘッドパーツの下側を角座金とボルトで固定し、外径約32mmのワッシャとウレタンパイプをフレームヘッドの中に入れ、上側もボルトで固定します。 後は、長ネジをプラハンマーでどついてやれば、ヘッドパーツが取れます。 |
ヘッドパーツの圧入はこんな感じで行いました。 |
中はこんな風になっています。 M12の長ネジに座金とウレタンパイプをナットで挟み込んだものです。ウレタンパイプは内径12mm、外径32mmなので、内側は長ネジに、外側はヘッドパーツにピッタリ合います。 専用の圧入工具の実物を見たことは無いのですが、単に水平・均等に押し込むだけでなく、ヘッドパーツの一部に変な力が加わらないような構造になっているらしいです。OJ3自作のものは、ヘッドパーツのワンのみに力が加わるので、へたをするとワンが変形するおそれがあります。 |
キングが頑丈であるお蔭か、圧入作業も、その後のサスの取付作業も問題なく進み、無事に組み上げることができました。 最近の大型DIY店では、OJ3の使った部品は簡単に入手できると思います。2000円はかかりませんでした。(本当は、試行錯誤でいろいろと無駄なものを買いましたが・・・)しかし、自転車も自分の命を預ける乗り物ですから、アホなOJ3のようなことはしないで、プロショップにまかせるか、ちゃんと専用工具を使いましょう (^・^) |