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器楽のこだわり


ひとつの焼き物に込める思い・・・

山から掘ってきた土が沢山の工程を経て焼き物として生まれます。
その工程のひとつひとつには明確な意思と確かな技術があり、どれかひとつ欠けてしまうだけで思いもよらぬ結果を招きます。
ちょっとした原料・ちょっとした技・ちょっとした焼き加減・・・
その積み重ねの結果がひとつの焼き物として生活を潤してくれます。

陶磁器原料から成形作業・デザイン・釉薬原料・焼成に至るまでの全ての制作工程には当工房の 「こだわり」 が詰まっております。

当工房の商品をお使い頂ける方に限らず、お教室で陶磁器制作をされる方、陶芸体験で手軽に楽しむ方、素敵な贈り物を作る方・・・
その作品の中にきっと素敵な「こだわり」が見えてきます。

≪陶 土≫
陶磁器の産地、佐賀県より産地直送(唐津焼)

・店主自らが粘土屋へ赴き、粘土の質から焼き上がりの雰囲気・扱いやすさ・割れにくさなどを吟味した上で粘土屋より直接仕入れております。
 唐津焼特有の砂目の土は作り心地も削り心地も独特な質感で、より本格的な陶芸を楽しんで頂けます。
焼き上がりも唐津焼本来の表情が出てきます。
 粘土職人(写真)が丁寧に丹精込めて精製した上質の粘土をお試しください。


≪磁 土≫
磁器の産地、佐賀県より産地直送(有田焼)

・店主自らが磁土屋へ赴き、日本磁器発祥の地である有田焼で使用されている国産天草磁土を厳選使用。
 磁土屋こだわりの白さ、扱いやすさ、焼き上がり、どれをとっても一級品の仕上りです。
磁器特有の優美さ、曲線の美しさをご体感頂ける一品となっております。
本物志向の磁土を手づくりでお届けします。


≪道 具≫

使い慣れ手になじむ道具

・削りカナやヘラなど使い慣れた道具は、ちょっとした指先の変化を粘土へ正確に伝えます。
 店主自ら自作・加工したヘラやカナは作品の曲線を生み出すために使い込まれその形状を少しずつ変化させていきます。
その長年の変化が現在の作品を支え確かな技術の一翼を担っております。

≪技法 その1≫

伝統的な技法との融合

・修行の地”有田”の伝統的技法「内山の技法」でひとつひとつ丁寧に制作される磁器作品。
独特なヘラを使い、制作が難しいとされる磁器土を思いのままに操ります。
 有田伝統技法の他、”手”のみで制作し焼き物に動き与え躍動的で力強い陶器も見どころのひとつ。
さまざまな技法と感性で作品を作り上げます。

≪技法 その2≫
細部まで妥協を許さない型つくり

・ロクロで成形困難な作品は型にて制作を行います。マスターピースを丁寧な手仕事にて造形し、細かな個所まで集中力を切らすことなく作り込みます。
決して妥協を許さぬその姿勢が作品の細部にまで表れ、ひとつひとつの作品を作り上げていきます。
その後「排泥鋳込み技法」や「押し型技法」などで様々な形を成型し作品を作り上げていきます。


≪釉 薬≫
原料からこだわり自家配合

・極力天然原料にこだわり、ひとつひとつテストを重ね釉薬を制作していきます。長石から灰・添加物に至るまで数多くのテストを重ねて目指す焼き物にあった釉薬の配合を試していきます。今までにテストを重ねた釉薬は数百を数え、その中から厳選されたモノを使用しております。
 またご自身で”こだわり”の釉薬を作って頂く事も出来ます。