白 馬 岳
 ( 標高 : 2,932 m )
    N  36°45′31″
    E  137°45′31″
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1 所 在 地 : 長野県北安曇郡白馬村
           /富山県下新川郡朝日町の境

2 山名の由来: 古くは「大蓮華岳」と言った
          代掻き馬が出ることから
          「代馬岳」 それが「白馬岳」
          に変った
          越中の古図には「駒ヶ岳」とあ
          る

3 雪  形 : 黒い駒形が3つ出る

4 出現場所 :(1)白馬本峰と小蓮華岳(大日
           岳)の鞍部・三国境の下に左
           向きの黒い駒形(登り駒・雌
           駒)

          (2)小蓮華岳(大日岳)の東端            に足の長い仔馬
           (白馬村観光国際課・
                     遠藤裕子氏)

          (3)白馬本峰直下に右向きの黒
           い駒形(下り駒・雄駒)
                 (山の紋章「雪形」)

5 出現時期 : 仔馬は4月中・下旬
           雌馬・雄馬は5月初旬

6 望見地域 : 白馬村北成地域一帯
            四ヶ庄平一円

7 農 事 暦 : 駒の雪形が出ると
          代掻きを始める

白馬三山  写真:白馬村観光連盟提供


白馬岳の駒の雪形 (雄馬と雌馬)
  写真:田淵行男著 山の紋章「雪形」から


三国境下の駒の雪形(拡大図)
 写真:白馬村観光連盟提供


小蓮華岳の仔馬
 写真:白馬村観光連盟提供
山名の変遷

 白馬岳の一角に、雪が解けると馬の形をした模様が現れると、山麓の農民は代掻きを始める。
 農事の目安になる代掻き馬が出る山だったので「代馬岳」。その字が変化して「白馬岳(しろうまだけ)」。
さらに読みが変化して「白馬岳(はくばだけ)」となってしまった。
 この山を「はくばだけ」と呼ぶ人が多くなってしまったので、山麓の「四家村(よつやむら)」も「白馬村」に変
えてしまい、国鉄の信濃四谷駅も「白馬駅」になってしまった。
 そして最近では、若者の間でこの地方を「HAKUBA」とも云うようである。人間の都合で、地名や山名が変わ
ってしまうという典型的な見本であろう。
 「白馬岳」は、もとは「大蓮華岳」と云っていた山だ。その隣りの山が「小蓮華岳」と呼んでいることからもう
かがえるう。この「大蓮華岳」に、代掻き馬が出るところから「代馬岳」→そして「白馬岳」と変った。
 この山塊に出る「馬形」は、三ヶ所とも云われている。有名なものは「三国境」の下に、左に向かって走る大
きな「黒駒」だ。そして「小蓮華岳(大日岳)」の東尾根に現れる前足の長い黒い小馬。一説によると、この小
馬の出現が農作業開始の目安だったと云われている。
 このように見てくると、「白馬岳」は、本当は「黒馬岳」にならなければならなかったと思うのだが、どこがどう
違ったのか「白馬岳(はくば)」と呼ぶようになってしまった。