| コーチの経験から | 練習方法 |
コーチの経験から
- 低学年では、フェイントのためのフェイントの練習をほとんどやりませんでしたが、ドリブル練習でフェイントの基礎となる「ターン(方向転換)」を練習に組み入れました。
- 1対1、2対1、3対1のボールキープを練習した時やミニゲームの時に、「ボールを引く」「相手とボールの間に体を入れる(スクリーニング)」などを指導・アドバイスしました。
- 対人動作としてのフェイントの練習をするには、週2〜3時間では残念ながら時間が不足していました。
現状は子供達が「遊びの中」で、「試合の中」で子供なりに覚えて、身に付けてもらうしかありませんでした。- 1〜2年生の子供達は、足の裏でボールを止めたり、スピードで抜いたりして相手をかわしていました。3年生頃の子供達は足の裏でボールを止めたり・引いたり、スピードで抜いたり、インサイド・フックやアウトサイド・フックで切り返したり、かなり対人動作ができつつあります。しかし、「だます」動作はなかなかできないようです。
- できるだけ基本となる「フェイント」を組み入れて子供達に紹介・指導し、子供達自身の「体に覚えさせる」ようにしていきたいと思います。
- 限られた練習時間でも「ミニゲーム」を必ずやるようにしており、その中で積極的に子供自身が身につけたフェイントを積極的にチャレンジさせようと思います。
練習方法
足先の使い方、体・脚の動かし方、組み合わせ方、用語だけでなく、ドリブル、ターンとの区別が参考にしたものによって表現・解説が異なっており、フェイントの種類と言ってもバラバラです。
かなりの高等技術もありますが、低学年で指導できる比較的単純なフェイントの練習方法をまとめます。あとはコーチからの紹介、本やテレビで覚えたり、子供自身の工夫で得意なフェイントをできるようになって欲しいと思います。
「サッカー指導教本」では、フェイントに以下のKeyFactorをあげています。
▼相手との間合い(しかけるタイミング)
▼大きな見せかけの動作(ディスガイス)
▼相手の動きを観る
▼チェンジ・オブ・ペース
▼チェンジ・オブ・ディレクション(方向転換)
▼抜いた後、コースに入る
サイドステップ シザーズ ステップオーバー ストップ・スタート (1)サイドステップ(side step、マシューズ)
イングランドの名ウィング・プレーヤーだったサー・スタンレー・マシューズが良く使っていたフェイントで「マシューズ」とも呼ばれます。
相手と正対した状態でのフェイントです。
- 左に行くと見せかけて左足を大きく左に「踏み込む(サイドステップ)」動作をして相手を左に誘います。
- 右足のアウトフロント(アウトサイド)でボールを素早く右に押し出して相手をかわします。
- 以上は右ウィング・プレーヤーが多く使う場合です。左ウィング・プレーヤーの場合は左右をかえて左に相手をかわすことになります。
- なお、踏み込む時にボールはまたぎません。
相手と正対した状態でのフェイントです。
- 左に行くと見せかけて左足で「ボールを内側から外側へまたぐ」動作をして相手を左に誘います。
- 右足のアウトフロント(アウトサイド)でボールを素早く右に押し出して相手をかわします。
- 左右の足をかえれば、左に相手をかわすことになります。
- 「サイドステップ」と違ってボールをまたぎます。
- 「ステップオーバー」とはボールをまたぐ足が違います。
ターンの一つですが、フェイントとしても使います。
- 左に行くと見せかけて右足で「ボールを外側から内側へまたぐ」動作をして相手を左に誘います。
- またいだら、左足のインサイドまたは右足のアウトフロント(アウトサイド)でボールを素早く右に押し出して相手をかわします。
- 左右の足をかえれば、左に相手をかわすことになります。
- 「サイドステップ」と違ってボールをまたぎます。
- 「シザーズ」とはボールをまたぐ足が違います。
相手を背中にした状態、または相手と並走した状態で、ドリブルまたはボールと走っている時のフェイントです。
- 足の裏でボールにタッチしてストップし、スピードダウンして相手を止める動作をします。
- ボールにタッチしてすぐにボールを押し出しスタートし、スピードで相手を振り切ってかわします。
- すぐにボールを押し出す時には、タッチした足の裏でそのまま、あるいはトウかインステップの足先で押し出します。
- ドリブル中に足の裏(トウ)でボールにタッチしてボールを止める振りをして、タッチせずにそのまま上げた足でボールを押し出して相手を振り切るフェイントを「ロコモティブ」とか「ウェーブ」と呼びます。
ストップ・スタートでボールをストップせず、ドリブルをスピードアップして相手を振り切るフェイントです。
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