壁パス
2001.10.23更新
コーチの経験から(低学年)
- 低学年の練習では壁パスの練習時間を特に設けませんでした。そこまでサイドキックをしっかりできるレベルに多くの子供が達していません。キックの練習が中心で、パスの練習は3年生からでした。
- 子供達の中には壁パスやワン・ツーと言うことを知っている子供もいて、3対1やミニゲームで使おうとしていました。パスの出し手と受け手の連携が必要なので、あまりうまくいきません。
- 3年生になると練習試合の対戦相手によってはワン・ツーを結構使うチームがありました。日頃の練習か子供同士の遊びの中で身につけていると思われます。
- ポスト役を置いたシュート練習やパスの練習でワンタッチ(ダイレクト)を使う場合には壁パスに近くなりますが、「相手ディフェンダーを味方プレーヤーと協力して突破する技術」としては指導するに到りませんでした。週1回練習ではあまり時間を取れませんでした。
- キックも強く正確になり、連携プレーも意識してできるようになる高学年になれば「突破の技術」としてメニューに組み入れたいと思います。
コーチの経験から(5年生)
コーチの経験から(6年生)
練習方法
-
(1)1対1の練習から
攻撃側と守備側の2組に分けて1対1の練習。
- @1対1
攻撃側の子供がドリブルし、
守備側の子供をかわしてシュート。
*なかなか1対1で抜く事が出来ない。
このことを意識させておく。
次の練習で、
「壁役の味方と協力してDFをかわす」
ことを実感させる。
- A1対1+2(壁役)
基本的には@と同じだが、
左右の壁役の子供を使える。
攻撃側の子供がかわせない時には
壁役の子供とワンツーパス(壁パス)をする。
*攻撃する子供は、
・DF(守備役の子供)を近くに引き寄せる
・DFとの間合いでパスのタイミングを図る
・壁役へのパスを足元に出す
・DFの裏に素早く走り込む
*パスをもらう壁役の子供は、
・パスをもらえる位置(方向と距離)に動く
パスを受ける事が出来るように寄る
遠すぎないように
・ダイレクトでスペースにパスを戻す
-
(2)パス&ゴーからシュートの練習
参考書『Jリーグをめざす!サッカー<戦術編>』の「3対2の攻撃戦術」を参考にして、3人の動きからのシュートを練習。
主にパス&ゴー、トラップ時のボディシェイプ、スペースへのパスと走りこみを練習。
-
@中央の青●にパス。
パスを出した赤●がスペースに移動。
Aコーチにドリブルで少し近寄り、パス。
Bコーチからのリターンパスをトラップし、
赤●にパス&ゴー。
壁パスの戻りを受けるスペースに移動。
C壁パスの戻りをコントロール。
Dゴールにシュート
ゴールライン際に流れた場合、
マイナスのセンターリングに切替える。
- *コーチからのリターンパスを受ける時、
ワンタッチでしっかりトラップ。
*壁パスを出す時、
受け手の足元に、
正確に適切なスピードにする。
*スペースにダッシュする時、
あわてて直線的にならず、
ウェーブしてスペースに出るボールを、
とらえるようにする。
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(3)3人の動きからのシュートの練習
壁パスによるリターンパスを使いませんが、3人の動きの組合せでシュートにつなげる練習です。(2)と組み合わせると良い。
-
@中央の青●にパス。
パスを出した赤●がスペースに移動。
Aコーチにドリブルで少し近寄り、パス。
パスを出して横(のスペース)に移動。
Bコーチから赤●にパス。
青●は赤●からのパスを
受けることができるスペースに移動。
C赤●からのパスをコントロール。
Dゴールにシュート
ゴールライン際に流れた場合、
マイナスのセンターリングに切替える。
*青●はコーチにパスを出した後に、
赤●からのパスをもらう動きを
無条件にすることがないように、
コーチからリターンがくる可能性に
対応できる体の向きを取れるようにする。
*順番待ちの子供を含めて「右」「前」と
声を出すようにする。
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(4)両パターンの混合
青●からのパスを(2)「壁パスのパターン」と(3)「3人の動きからシュートのパターン」のいずれにするか、状況に応じて決める。
いろいろな選択、状況に対応できる姿勢・動きを心掛けることができます。
青●をコーチではなく、MF役の子供ができると良いのですが、プレーの正確さと判断の早さが必要です。
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(5)1対1と壁パスの組合せ
- @子供達を守備役の組A、攻撃の組B、壁役の組Cの3組に分ける。
- AAからBにパスし、Aは前に出てBの進路をふさぐ。
- BBがトラップして壁役のCにパスし守備役Aの裏に走る。
- C壁役Cは守備役Aの裏に壁パスを戻す。
- DBは壁パスを受けて組Aの後ろに並ぶ。
- EAは組C、Cは組Bの後に並ぶ。
- F(B〜Cの代わりに)壁パスを出すフェイントをして守備役Aをかわしてドリブルする。
壁パスをするか、フェイントで抜くかを選択させることで実戦的な練習にできる。
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