キックのシュート練習
2004.5.29更新
指導にあたって心掛けていること
- 「シュートの精度と強さ」を向上させるのに必要な練習です。
- 子供たちは「シュートが大好き」です。
- 得点した時の「よろこび」、ゴールを外した時の「くやしさ」をどの子供も必ず感じています。
- ほめてあげたり、一緒に喜んであげたり、励ましたりして子供を刺激し、「向上心」を増やせるよう心掛けています。
- 個々の子供に時間を取るのは困難ですが、できるだけ「一言かける」ようにします。
低学年の指導の経験から
- いろいろなシュートがありますが、低学年ではキックによるシュートを最初にやろうとします。
- 低学年では「キック力も少なく、キックの精度も低い」子供が多い反面、キックの精度の高い子供もおり「個人差」があります。
- メニューを分けるのも一つの選択ですが、なるべく分けずに皆で「同じメニュー」を練習するようにしています。
- 簡単な練習では上手な子供は見本になってもらいます。うまい子供をレベルアップさせるには、練習の難度を上げます。
- うまくできなかった子供が失敗しても叱らずに少しでも向上できるように「アドバイス」します。
- 子供が「何を意図したか、どう考えたか」を察知し、子供のアイディアで良い点があれば、たとえ失敗してもドンドン誉めてあげます。
- 1〜2年生のシュート練習ではゴールキーパーはコーチがやります。
GKをやりたがる子供もいますが、突き指や剥離骨折の危険が高いので避けた方がよさそうです。
- コーチのGKは、できるだけシュートを止める場合には前に跳ね返してやり、子供に「詰める」動きをさせて、駄目押しのシュートをさせます。
1回シュートを打って終わるわけではなく、必ず「シュート後の動き」を向上させましょう。
5年生の指導の経験から
(2000.6.6記)
- 4年生くらいから「スペース」へのパスを使う練習をしています。
- スピード、パワーとも低学年に比べて大きく成長しました。
- パスのスピードも正確さも大幅にレベルアップしています。
- 比較的高度な動き、ウェーブ(膨らむ動き)などもやらせました。
練習方法
5年生の時に練習で使った練習方法を追加します。(2000.6.26記)
ゴール前でいろいろな方向からのパスに対してシュート練習をやりました。
- ゴール前でシュート−事例6−
−事例1−
- �@から�Aの「人のいる所」にパス。
�Aの人がパスしてくれるように、きちんとキックしよう。
�@は�Bの「人のいない所」に、はしろう(ダッシュ!)
- �Aは�Bの「人のいない所」にパス。
�@からの人が�Bでシュートしやすくパスしよう。
- �Bは「キーパーのいない所、手のとどかない所」にシュート
【ふろく】
-
- 「人のいない所」を「オープン・スペース」といいます。
- 「オープン・スペース」は、たいせつです。おぼえよう!
- 「オープン・スペース」をつかえるようになれば、つよくなるぞ!
- あいてのゴールにむかってのパスを「たてパス」といいます。
- �@から�Aへのパスが「たてパス」です。
- あいてのゴールにむかってよこへのパスを「よこパス」といいます。
- �Aから�Bへのパスが「よこパス」です。
- 子供同士ではパスが難しいので、�Aはコーチがやりました。
またGKもコーチがやりました。
- 3年生では、試合前にはポスト役�AとGKを子供が練習しました。
−事例2−
-
�@から�Aの「人のいる所」によこパス。
�Aの人がパスしてくれるように、きちんとキックしよう。
�@は�Bの「人のいない所」にむかおう。
- �Aは�Bの「人のいない所」にパス。
�@からの人が�Bでシュートしやすくパスしよう。
�Aから�Bへパスがでるときに、�@からのひとはダッシュ!
- �Bは「キーパーのいない所、手のとどかない所」にシュート
�@から�Bに、はしりこんでシュート!
【ふろく】
-
- 「人のいない所」を「オープン・スペース」といいます。
- このれんしゅうでは�Bが「オープン・スペース」です。
- 「オープン・スペース」に「はしりこむ」のがたいせつです。
- �Aから�Bへのパスは「スルーパス」です。
これは、あいてのプレーヤーの「あいだをぬく」パスです。
- 子供同士ではパスが難しいので、�Aはコーチがやりました。
またGKもコーチがやりました。
- DF(守備)は実際には置きませんでした。
- 3年生では、試合前にはポスト役�AとGKを子供が練習しました。
−事例3−
-
�@から�Bの「人のいない所」にパス。
�Aの人がはしりこんでとれるように、きちんとキックしよう。
�Aの人は�Bのボールにむかってダッシュ!�@は�Cのゴールちかくにむかう。
- �Aは�Bの「人のいない所」にはしこんで、�Cのゴールまえにパス。
�@からの人が�Cでシュートしやすくパスしよう。
�@からのひとは、�Bから�Cへのボールにあわせよう!
- �Cはゴールにむかってシュート。
ボールをよくみてシュートしよう!
【ふろく】
-
- �@から�Bの「オープン・スペース」にパスするのがたいせつです。
- �Bから�Cへのパスは、「センタリング」です。
これは、あいてのゴールちかくの「まんなか」へのパスです。
- 2年生ではキックが強くなく不正確な子供が多く、難しそうでした。
時間もロスすることが多いのが現実ですが、試合の前などに練習しました。
- GKはコーチがやりましたが、試合前には子供のGK練習にしました。
−事例4−
-
- 4〜5年生で練習したメニューです。
�@3〜4m横にドリブルで移動。
�A次の順の子供にショートパス。
�Bパスを出してサイドに走る。
*あわてて突進しないで、リターンパスに合せ
少し「ふくらむ」ように曲線のコース取りをする
ようにアドバイス。
�Cパスを受けた子供がリターンパス。
*5mくらい前のスペースを狙うようアドバイス
�Dリターンパスを受けてゴールに向かう。
- *リターンパスのコース/方向を示すコーンを置いてアドバイス。
足元に出すパスとスペースに出すパスを指導。
リターンパスは強めにオープンスペースに出すようにアドバイス。
−事例5−
-
- 4〜5年生で練習したメニューです。
スペースを使えるようにします。
�@中央側の子供から外側の子供の足元に横パス。
�A外側の子供の前方のスペースに走り込む。
*慌てずリターンパスに合わせるように。
�B外側の子供はパスを受けてリターンパス。
*前方のスペースを狙うようにアドバイス。
�Cリターンパスを出して中央側に走り込む。
*こちらも慌てずセンターリングに合わせる。
�D外側に出た子供はリターンパスをコントロール。
�E中央側の子供にセンターリングを合わせる。
*ドリブルとともにルックアップして。
�Fセンターリングに合わせてシュート。
*ダイレクトまたはワンタッチコントロールして。
- *リターンパスを出して中央側に走り込む子供は「声を出す」ようにアドバイス。
どうしても慌ててゴール前に急いでしまう傾向がある。
ここでも回り込むようにしてセンターリングに合わせるようアドバイス。
*センターリングはGKにカットされないように「戻し気味」に入れるようアドバイス。
−事例6−
-
- 5年生で練習したメニューです。
いろいろな方向からのパスをゴール前で受ける。
ツータッチでシュート。
グッド・ボディ・シェイプ、
ストッピング後のシュートの向上を狙う。
�@ペナルティエリアライン付近に子供12人。
約2m間隔でバラバラに配置。
�Aシューターはペナルティキックマーク付近。
�Bゴール右側から順にパス&シュート。
�Cパスをコントロールしてすぐにシュ−ト。
�Dシュートしたら大きなコーンをタッチ。
�Eコーンにタッチしたら次の子供がパス。
- *ファーストタッチでコントロールし、シュートを打てるようにします。
ただパスの来る方向、利き足によって、子供毎に向上の余地がたくさんあります。
- *パスを出す子供のキックの強さ、正確さも大切です。
正確さは大体よいが、キックが弱い。
キックは強いが、正確でない。
どちらも改善が必要です。
−事例7−
-
- 5年生で練習したメニューです。
ポストプレーからパス&シュート。
グッド・ボディ・シェイプ、
2人のコンビネーションの向上を狙う。
�@ポスト役の子供が約5m先のコーンにタッチ。
�A最初のパスをポスト役に出して、スペースに走り込む。
�Bポスト役はスペースにリターンパス。
パスを出した方と逆のスペースに走る。
�Cリターンパスをコントロールしてドリブル。
ゴール前のスペースにセンターリング。
�Dセンターリングをシュート。
- *課題
パスが弱い、不正確になることが多い。
ワンタッチ、ツータッチでなかなかコントロールできない。
*ミスをしても続けるようにアドバイス。
−事例8−
-
- 5年生で練習したメニューです。
1対1の攻防からシュートへ。
攻撃と守備の2組に分ける。
攻撃の子供はセンターサークル付近、
守備の子供はゴール脇に集合。
守備側はコースを消す。タックル禁止。
- �@攻撃の子供が守備の子供に大きくパス。
- �A守備の子供は攻撃の子供にパスを戻す。
- �B1対1。
- �C攻撃の子供はフェイントで
守備の子供をかわしシュート。
- �D1回毎に攻撃(守備)が終わったら
守備(攻撃)の列の後ろにつく。
- *スピードに変化を付けて抜き去ることが難しい。
もっと積極的にゴールを狙えるようにしたい。
−事例9−
-
- 5年生で練習したメニューです。
1対1の攻防に壁役を加えたシュートへの練習。
攻撃側と守備側の2組に分けて1対1の練習。
- �@1対1
攻撃側の子供がドリブルしフェイントで
守備側の子供をかわしてシュート。
*なかなか1対1で抜く事が出来ない。
このことを意識させておく。
次の練習で、壁役の味方と協力して
DFをかわせることを実感させる。
- �A1対1+2(壁役)
基本的には�@と同じだが、
左右の壁役の子供を使える。
攻撃側の子供がかわすことができない時には
壁役の子供とワンツーパスをしても良い。
*攻撃する子供は、
・DF(守備役の子供)を近距離に引き寄せる
・DFとの間合いによりパスのタイミングを図る
・壁役へのパスを足元に出す
・DFの裏に素早く走り込む
*パスをもらう壁役の子供は、
・パスをもらえる位置(方向と距離)に動く
パスを受ける事が出来るように寄る
遠すぎないように
・ダイレクトでスペースにパスを戻す
- *攻撃側と守備側は1回ずつ交代しました。
−事例10−
-
- 5年生で練習したメニューです。
センターと左サイド、右サイドに位置する3人で1組。
- �@センターから右(左)サイドにショートパス。
- �A右(左)サイドから逆サイドにロングパス。
- �B逆サイドでボールを受ける。
- �Cセンターと逆サイドのプレーヤーをルックアップし、
センターリング(ドリブルはしなくてもよい)
- �Dセンターリングをセンター(逆サイド)がシュート
- *右→中→左→右→・・・とポジションをローテーションする。
- *ショートパスは、
ロングパスをキックしやすい位置に、
ロングパスをキックしやすいスピードに、
コントロールしたい。
- *ロングパスは、
なるべくダイレクトで、
思い切ってキックする。
- *シュートはなるべくダイレクトで決めたい。
−事例11−
-
- 5年生で練習したメニューです。
センターと左サイド、右サイドに位置する3人で1組。
DFの裏を突破するようにポジションチェンジをする。
- �@センターから右(左)サイドにショートパス。
- �A右(左)サイドから中央DFの裏にスルーパス。
- �B逆サイドから走りこんでボールをコントロール。
- �Cルックアップし、左右のサイドのいずれかにパス
- �Dパスをコントロールし他の2人にセンターリング
(シュートしてもよい)
- �Eセンターリングを他の2人がシュート
- *右→中→左→右→・・・と
ポジションをローテーションする。
−事例12−
-
- 5年生で練習したメニューです。
中盤からトップへのカウンターパスを素早く展開する練習。
試合では、
中盤でトラップしてパスコースを見てキックするこたが多く、
展開に時間がかかり、FWが我慢しきれず
FWの飛び出しとタイミングが合わずオフサイドの反則が多かった。
中盤でトラップせず、ダイレクトパスでオープンスペースに展開する。
左右の両サイドからの展開を練習した。
- �@中盤の底からコーチがMFにパス。(ゴロや浮き球など)
- �AMFはダイレクトで左右のオープンスペースにキック
なるべくロングキックで相手DFの裏を狙う
- �Bオープンスペースに走りこみボールをコントロール
- �Cルックアップし、センターリング
- �Dセンターリングに合わせてシュート
- *ダイレクトでキックすることがうまくできない。
真後ろや斜め後方からのボールをジャストミートできず、
空振りやキックミスが多い。
特にボレーキック、ハーフボレーキックは慣れていないようだ。
*DFの裏を狙うには、
早いボール、
頭を超えるボール
をキックできるようにしたいが、まだまだ・・・・
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