スローインの練習方法

1999.3.17更新

2人1組(コーチと) 2人1組(子供同士で) 実戦形式

トップへ練習にあたって
コーチと1対1の時間
子供の人数に比べてコーチの人数がかなり少ないのが普通ですが、できるだけ子供とコーチが1対1で指導・アドバイスする機会を作ります。子供同士でやっている合間の1〜2分でも構いません。
子供の観察と修正
子供のスローを観察し、まずいところを修正します。口で説明してもなかなか低学年の子供は理解できません
子供のスローの欠点を悪い見本として再現して「君のスローはここが良くない」と具体的に指摘して修正します。よくあるのは、足が地面から離れてしまう、両手でボールをキチンとはさんでいない、ボールを正面に投げない、頭の上をキチンと通過していない、などで子供によってまちまちです。
・絶対に地面から足を離さない
両手でキチンとはさむ
体の正面に投げる(投げる方向に体を向ける)
頭の上を通過させる
などがポイントです。
誉める
子供が修正して少しでも上手くいったら、必ず誉めるようにします。良くなった点を誉め、まだ修正がいる点に対しては再度修正します。
時間配分
短時間ではなかなか修正できないのが現実で、限られた時間での指導・アドバイスなので特定の子供にだけ時間を割くのが困難です。気を長くして、次の機会で修正する時間配分も考えねばなりません。
レベルアップのポイント
スローの強さは「手首のスナップ」が大切です。また、「上体の反り」を大きくできると遠くに飛ぶようになります。(とは言え、低学年では力もなく、体もできていないので、ファウルスローにならないようにキチンと投げることを優先させます。)

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トップへ(1)2人1組(コーチと)

子供がスローし、コーチがゴロで返します。コーチが投げるのは見本を見せる時だけにします。(低学年でコーチのスローを受けるのは下手をするとケガをします。)
子供のスローを観察し、まずいところを修正します。子供のスローの欠点を悪い見本として再現して「君のスローはここが良くない」と具体的に指摘して修正します。
子供が修正して少しでも上手くいったら、必ず誉めるようにします。
上手な子供、フォームの綺麗な子供に対しては、スローの強さ・高さ・狙いを向上するように課題を与えて1対1の指導の中でアドバイスします。
特に、スローの強さは「手首のスナップ」、「上体の反り」についてアドバイスします。

トップへ(2)2人1組(子供同士で)

子供同士2人1組になって、正面からボールをスローインします。1年生の頃は5mくらい、3年生では10〜15mくらい離れて立ちます。
スローを受ける子供は、ボールは手でキャッチします。低いボールは足・もも・体でストッピングやボールコントロールの練習を兼ねても良いのでしょうが、低学年では両方同時は難しい子供が多く、受け手がコントロールできないことが多いので時間をかなり浪費してしまいます。
コーチは、子供達のスローを観察し、まずいところを修正します。口で説明してもなかなか低学年の子供は理解できません。必要に応じ、状況に応じ、コーチが特定の子供に指導・アドバイスします。(ただし、時間配分に注意!)

トップへ(3)実戦形式

タッチラインで実戦形式で練習します。
受け手を一人フィールドに入れます。ただし、守備要員は置きません。
コーチがボールを渡し、素早くタッチライン沿いに投げます。受け手はタッチライン沿いのボールを追いかけてドリブルし、シュートの練習をします。済んだらスローインをする子供の列の後ろに並びます。スローインをした子供はフィールドに入り、次の受け手になります。以上を繰り返します。
コーチは、子供がスローインをした時にファウルスローの場合には「どこがまずかったか」を具体的に指摘し再度スローインをやらせます。
受け手の足元に投げる練習は特にやりません。ミニゲームや実戦試合で行います。
低学年ではやれませんでしたが、スローインを受ける練習もボールコントロールの練習やスローインの戦術練習として必要なようです。(実際の試合でスローインからの展開がなかなか上手くいきませんでした。)

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