最近の主な話題  Vol1 2003.4

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家電機器や古タイヤなどの不法投棄が多発しています

屋の里は、捨てやすいのでしょうか。最近よく見かけます。
農道沿いや雑木林の中に、放り込むようなかたちで無残な姿で捨てられています。
車のタイヤ・オートバイ・バッテリー・ふとん・家具・家庭用品・家電等さまざまですが、資源再生ゴミも少なくありません。

から、農家では農作物のゴミや家庭廃棄物を捨てるという習慣がありますが、これらは「土に返る(カエル)」からと、農道脇に捨てられた事実はあります。
しかし、最近は時代も変化してきており、このような行為はしないようにしていますが、無造作に捨てたゴミがゴミを呼び、それが粗大ゴミ等の不法投棄へとつながったのかもしれません。

われた自然は、二度と元には戻れません。取り返しの付かないことになってしまいます。
自然を復元するには、10年や20年の話ではなく、数百年を要するといわれています。
自然とうまく付き合い、自然を守ってきたのは里山(広い意味での農村)に暮らし住んできた人たちです。

のような状態が長く続くと、里山は荒れ放題になり、農業にも影響がでてきます。
また、農業を継続していかないと、「農業をしないなら開発して、みどりを削り取ってしまおう」という、誤った考えをもつ人たちも出てこないとは限りません。
そこで、土屋の将来のあるべき姿を考えることが必要になるのです。

私たち生物は、「きれいな土・新鮮な空気・清らかな水」によって生きていられることを忘れてはならないのです。土屋の今の状態を少しでも悪くしないように、歯止めを掛けていきたいと思います。
みなさんの英知を集結しようではありませんか。

「持続可能な社会の実現」へ向けて、その一歩を踏み出そうではありませんか。

  「不法投棄 しない させない 土屋の里」

野生動物の保護について

屋には7,8年前から「オオタカ」が住み着いている。惣領分地区の谷戸奥の杉の大木に営巣したという。昨年(2002年)も、営巣地が見つかり、環境省の指導で保護観察されることになった。本年3月から生息状況(行動)調査が2年間行われることになりました。営巣地の周囲は気をつけてください。大声を出したり、大きな衝撃を与えるようなことはしないようにしてください。農作業は、平常どおり結構だと思います。生物全て共生共存でいってはいかがでしょうか。

態系の頂点に立つこの「オオタカ」は、ヘビ・ノネズミ・モグラ・カエルなどの獲物を捕食しています。捕食されたこれらの動物は、さらに下のランクの獲物を、その獲物はさらに下の物へという具合に、生態系を構成しているといわれています。「オオタカ」が生息しているということは、土屋地区において、これらの生態系がうまく整っているということであり、まだ自然が豊富に残っているということです。
このオオタカのためにも、いや全ての生物が共存していくためにも、私たちはやさしく見守り、育んでいく姿勢を持とうではありませんか。

屋には「シカ・タヌキ・ハクビシン・サル」もいます。シカは、地区内に数頭生息し、しばしば田畑にも出現し、農作物への被害を与えているといわれています。これらの動物は、以前には見られない(タヌキは除く)ものでしたが、これらは生息地を追われて生き延びるために土屋にも姿を現したのではないでしょうか。
私たちは、このような事象がなぜ起こっているのか、どうすればよいのかを考えていかねばならないと思います。