1.農業集落排水事業について(その経緯)
(1)平成14年12月に、土屋地区自治会連絡協議会から「農業集落排水事業の推進について(お願い)」が回覧された。
本事業は、いわゆる市街化地域でいう公共下水道事業とほぼ同じ内容の事業。当地区は、農業振興地域(市街化調整区域)に
指定されているため、下水道を整備するには、「農業集落排水事業」で実施するようになる。
本事業を実施するには、地区住民の同意が前提で必要不可欠となる。県では、最終完了年度を平成22年に設定している。
意向調査に協力を・・・。平成15年1月15日まで。
(2)平成15年3月に、土屋地区自治会連絡協議会から「農業集落排水事業の意向調査の結果(報告)」が回覧された。
加入希望者が多数で、市担当課に事業実施に向け、基本計画の策定と概算費用の試算をお願いし、正副自治会長会で
説明を受けた。
・受益者負担金: 総工事費の5%(公道から公共桝までの工事費負担。1戸当たり約261000円。
・宅内工事(排水設備)費: 各個人が負担。配管費用は、1m当たり2〜3万円。
・使用料(維持管理費): 1戸当たり水道使用量月30立方メートルで約2940円。
今後について
・県(国)へ「事業採択」要望を行い、採択を受ける。
・採択後、実測、設計、排水処理施設等を決める。
・設計から整備完了まで、7年かかる。
・
(3)平成15年10月に、土屋地区自治会連絡協議会から「土屋地区農業集落排水事業の推進について(経過と最終確認)」
が回覧された。
この事業は、「農振地域の水質の保全と農業用水としての再利用、汚泥を肥料に再利用」の目的で、農水省が所管して
行なうもの。
(注)同じ集合処理でも、市街地で行なわれている下水道事業は、国土交通省。
・整備対象地域は、農業振興地域内の連続している住宅地域。
・整備対象区域は、住宅が連続している住民の同意がとれた区域。
・処理方法は、各家庭を管で接続し、地域内の廃水処理施設で集合処理する。
・整備主体は、基本的に市町村。土地改良区や組合の場合もある。
・整備期間は、実施設計から約6年。平成22年までに事業を終了させること。
・整備に伴う費用負担金(公道から公共桝までの工事費負担)は、整備事業費の5%(1戸当たり約30万円)(例)。
・宅内工事は、指定工事店で実施し、工事費は個人負担(1m当たり2〜3万円)。
・宅地内の既存施設(管・桝)は、雨水排水に利用し、汚水管は新設する。
・維持管理者は、平塚市。
・維持管理費は、基本料金制で5人家族1カ月約3150円(例)。
・修繕は、基本的には下水道と同じ。最終処理場から各家庭の公共汚水桝までは平塚市。宅地内のものは個人負担。
人口増による処理施設の改修は平塚市で実施。大学のような場合は、大型の処理施設を設置してもらう。
加入同意の有無を10月末日までに確認する。(同意が少ない場合は、本事業はできない)
加入しない方・エリア外の方は、今後「合併処理浄化槽」の助成制度を利用し個々に対応すること。
(参考)5人槽で建設費約96万円に対して助成金40万円。別に宅内工事費がかかる。
(4)平成15年12月に、大庶子分自治会では「農業集落排水事業の同意者地区説明会」を開催した。
・経過報告
・同意者の集計結果
・分担金などの定期積立てについて
・組織づくりについて (名称)土屋農集排事業推進協議会 (内容)事業の総轄と同意者との連絡調整など
・今後の予定
・分担金などの定期積立てのまとめ ・宅内工事の見積もり(市は4月から実測開始し、各戸の公共桝位置を決める)
・土屋地区事業主体組織を立ち上げる。
(5)平成16年1月に、土屋地区自治会連絡協議会から「農業集落排水事業の加入申請および定期積立加入申込みについて」
(お願い)が同意者に対して回覧された。
(6)平成16年3月に、土屋地区自治会連絡協議会から「土屋自治連だより第2号」が発行され、農業集落排水事業への
加入結果が発表された。
土屋地区全体で548世帯(84%)の同意があった。この結果をふまえH16年度から新規採択され、実測と実施計画が策定される。
今後、懸案の排水処理施設の場所と用地の確保について協議することになり、地区の皆様のご理解とご協力が必要になる。
「土屋農業集落排水事業推進協議会」が設立された。3月11日土屋自治連役員(自治会長・区長)が「設立準備会」を開き、
「事業の円滑な推進を図り、各自治会の連絡調整と市との協議の窓口になり、事業の完成をめざす」ことを目的とする。
「事業の内容や役員構成」は、自治会役員で構成し運営していく。当面、四自治会長が代表世話人になる。
(7)平成18年7月に、今後の農業集落排水事業について、発表された事項は次のとおり。
・事業の期間 平成18〜26年度
・管埋設工事 1期地区 平成18〜21年度 (寺分・庶子分・惣領分)
2期地区 平成21〜26年度 (小熊・人増・早田・琵琶・上惣領)
・処理施設工事 平成20〜21年度 鉄筋コンクリート造 451u 高さ 8.8m
回分式活性汚泥法 放流水質BOD20mg/l以下
・共用開始 平成22年度〜随時開始
・公共汚水ます 家庭排水が道路の管路に接続される間に、「公共汚水ます」が設置される
道路境界線から敷地に約50cm入った場所に設置される
・平成18年度の工事は、四区分に分けて実施する・・・・・・・工事方法: 開削工法
@工区 市道土屋33号線 (寺分下〜寺分上)
A工区 市道土屋33号線 (寺分上)
B工区 県道77号線 (下庶子分〜中庶子分)
C工区 県道77号線 (脇橋付近)
・・・・・・・ 農業集落排水の概略イメージはこちらへ ・・・・・・・
・・・・・ 今後の本事業情報については、本ページで公開していきます ・・・・・
2.県道77号線の改良工事について
現在、土屋の幹線道路である県道77号線の拡幅改良工事が進められている。
惣領分から順次上庶子分・中庶子分へと進行しつつあるが、用地の取得などで進捗状況は芳しくない。
既設の道路沿いに民家が建ち並んでおり、その調整に難題が多い。
H16・3月現在、惣領分脇橋から上庶子分堀切橋の区間で実施されている。脇橋の架け替え工事は、16年度になる。
堀切橋以東の道路整備は、県財政が非常に厳しい中で、投資効果を配慮しながら工事順序を決めて進めていく。
道路整備は、地元の熱意と協力が必要不可欠で、例えば沿線地権者等を中心とした「計画スパン毎の推進協議会」の
ようなものを立ち上げ、懸案事項を協議し、意見・要望を一本化して提言をしていきたい。
16年度には、早急に対応できる体制づくりが急務である。
関連で、市道幹道15・20号線と県道77号線との交差点は、交通量が増大しており、交通事故多発地点で、
信号機設置等の対策も急がれる。
3.大江工業社宅跡地(早田)の宅地開発計画について
早田の大江工業社宅跡地について、開発会社による「宅地開発計画」の概要が提示された。
現在、市と調整中である。計画では、62区画に宅地分譲販売するもので、東側に公園設置も予定されている。
許可がおり次第造成工事を開始し、年内に販売開始される予定である。
住宅が増えることは、少子化傾向にある当地区としては望ましいが、土屋地区として初めての大きな宅地開発で、
新住民とどう関わりをもっていけばよいか、自治会としても気がかりなことのようだ。
4.高齢者専用共同住宅(惣領分)の開発について
惣領分脇地区の県道沿いに、60歳以上のシニア向けに賃貸マンション「サン・オリーブ」が建設されている。
鉄骨3階建て、延べ床面積591uで「1K」23部屋で、この5月に完成しオープンする。
隣接地には、デーサービス施設も併設される。
静かで豊かな自然環境の住居を希望されるお年寄が、非常に多くなっている時代であり期待される。
5.児童・生徒への登下校時の「声かけ運動」について
近年、児童生徒を狙った犯罪が急増している。平塚市では、「安心・安全の街づくり」を進めているが、子供達を
不審者から守るために「声かけ運動」を一斉に展開している。
土沢地区では、小中学校三校を中心に、地区の教育力ネットワーク協議会や各PTAなどが協力し、ポスター貼り・
回覧・チラシ配布・看板立て等を行ない、防犯協力の呼びかけを行なっている。
地域の子どもは、私達地域の手で守ってあげたい。土屋から犯罪を出さないことが一番だ。
「安心と安全」を地域一丸となり実現したいものだ。
防犯灯・交通標識・雑草や茂み等の点検や見直しなど、やることは山積している。
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〜 不法投棄は犯罪です 〜
・・・・・ 地域の”目”で汚させないようにしょう ・・・・・