July 3,2005

マーラー:交響曲第6番 イ短調
Simon Rattle & ベルリンフィル・ウィーンフィル 2005 Live
(EN LARMES ELS05-636/7)

 「50歳の誕生日のプレゼントは何がいいか」と聞かれたラトルが「ベルリンフィルとウィーンフィルの合同演奏会」と答えたのがきっかけで実現したという記念碑的なコンサート。 第1回目が2005年4月2日にベルリン、第2回目が5月8日にウィーンで行われた。
 ベルリンフィル側が選んだ「マーラー交響曲第6番」とウィーンフィル側からの「タリスの主題による変奏曲」の2曲が両コンサートで演奏された。 問題のピッチは、両オーケストラの中間を採用。 因みに、マラ6はラトルのベルリンフィル・デビューの際の曲目(No.1で紹介したPANDORA'S BOX盤?)。
 EN LARMESから発売された、この裏青盤(CD-R)は、第1回目のライブ録音。

 こんな弦の重厚さにはこれまで出会ったことがない。 管が通常編成であるのに対し、弦は第1ヴァイオリン22名・コントラバス12名等の大編成とのことで、奥行きの並外れた大きさを感じさせる。 この演奏を聞いた後で、通常編成のオケを聞くと、非力に聞こえてしまうほどだ。 これだけでも聞く価値は十分あると思われる。 緩急、粘り、歌い回しも地についている。 楽章を追う毎に調子が上がり、第4楽章の盛り上がりは素晴らしいものとなっている。
 ただ、アンサンブルの精緻さは単独の場合に比べて物足りなさを感じる。 混合オケのため、「あうんの呼吸」の域に達していないのは、無理からぬことかも知れない。
 この盤も、PANDORA'S BOX盤やバーミンガム市響とスタジオ録音したEMI盤と同様、第2・3楽章がAndante・Scherzoの順。


 演奏時間(実測)は、PANDORA'S BOX盤と比べて、つぎのようになっている。

レーベル名
録音年月
1楽章
2楽章
3楽章
4楽章
合計
PANDORA'S BOX 1987年9月 23:04 14:59 12:14 28:29 78:46
EN LARMES 2005年4月 23:52 15:49 13:07 30:06 82:54
 




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