お  し  ま
渡島 駒ヶ岳
 ( 標高 : 1,131 m )
  N  42°03′48″
  E 140° 40′38″
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1 所 在 地 : 北海道亀田郡七飯町/茅部郡鹿部町・砂原
           町・森町の境
           函館本線駒ヶ岳駅の北東7km

2 雪   形 : 現れない (七飯町商工観光課・松本 亨氏)
              (砂原町企画商工課・佐藤邦夫氏)

3 山名の由来 : 伝説によるもののようだ



渡島駒ヶ岳の伝説

 「道南の秀峰・駒ヶ岳。同名の山は長野や山梨などにもあ
るが、北海道のは姿がよいので、本州からの旅行者にほめ
られている。
 裏側から見て、これを"釈迦涅槃像"だなどと有難いことを
いった人もあるが、やはり名のとおり、なんとなくウマに見え
る。
 江戸時代には内浦の獄とよばれていたのであり、これは内
浦湾(噴火湾)に面しているからであった。また砂原のほうか
ら見て砂原岳ともいうが、この名はあまり知られていない。
 駒ヶ岳という名の由来については、おもしろい話がある。五
百年もの昔、相原季胤という豪族がいた。この男、矢越岬の
海神の怒りを鎮めるといって、かわいいアイヌのメノコ二十数
人を海に沈めてしまった。勿体ないことをしたものである。
 そのためにアイヌからたいへんな恨みをうけ、ついに攻めら
れて二人の娘をつれて、大沼に身を投げて死んでしまった。
 そのとき、その愛馬に、一刻も早く山上に逃げ去るようにい
い聞かせて入水したという。するとそのウマは、狂気のように
山上にかけ上ったといわれ、いらいこの山を駒ヶ岳というよう
になったというのである。
 そして季胤が入水した七月三日には、かならずウマのなき
声が聞えてくるというのである。またこの山に神馬がいたとい
う話がある。
 それはカミも尾も地に引くように長かったとか、青毛と栗毛
の二頭だとか、鳥が飛ぶように速やかったとか、いろいろい
われているが、松前十三世道広はウマが大好きだったため、
これを捕ろうとして役人に事実を調査させ、牝馬をおとりに放
したが、道広と親交の深かった滝沢馬琴(八犬伝の著者)が、
これを知って、古今東西の神馬のたたりの例をあげて、それ
を捕えることを中止するよう忠告したため、道広は"そいつは
ウマくない"といって、止めたのだそうだ。」

  須藤たかし著  『北の夜話−道南伝説の旅−』 
                             から抜粋

 駒ヶ岳の山容 大沼から
 


駒ヶ岳山頂 剣が峰
 写真:七飯町役場提供


昭和4年の大噴火(峠下から)
 写真:七飯町役場提供

 山行記録