渡辺順子ホームページ

議会報告のバックナンバー一覧へ戻る

渡辺順子の議会報告No.13

はじめに

梅雨明けとともに暑さは一段と厳しくなり本格的な夏がやってきます。今夏から下水道工事の進捗により北浜海岸のトイレが新設され、皆様に気持ちよく使っていただけるようになります。一方高田公園も今年度中に広場や植栽、展望台の整備などに加え、トイレも浄化槽になるのはうれしいことです。

一般質問      (H18年6月8日)

その1 「寄付条例」で財源確保を

大磯町に現存する歴史的・文化的建物や豊かな緑地の保存は多くの町民の望むところですが、その実現が財政的に非常に困難であることは明らかなことです。そこで私は今後のまちづくりの重要政策の財源確保のひとつとして、寄付条例を設置することを提案しました。

私の質問:近年、住民や法人からの寄付を財源に政策を実施する「寄付条例」を導入する自治体が増えています。対象事業は建造物の保全や森林・緑地の保全、防災など多方面にわたっています。
 昨年、大磯町まちづくり審議会の「歴史建造物保存活用検討部会」から答申が出され、これからの大磯町の重要施策として、歴史的建造物の保存・活用、また大磯らしい景観を形成している緑地の保全などが挙げられました。
 しかし厳しい財政状況のわが町でそのような政策を実現するための財源確保がいかに難しいことであるか、昨年、駅前の象徴的な建造物「ドゥゼアン」の取得を断念せざるを得なかったことを考えても明らかです。そこでこれからのまちづくりの重要施策を実施するための財源確保のひとつとして「寄付条例」を導入してはいかがでしょうか。

町長答弁:現在町民からいただく寄付金は目的別に各基金が受け皿となっていますが、現在の基金条例は寄付を募集する条例にはなっていません。大磯町の特色として豊かな自然と政界、財界のつくる歴史的建造物の保全が重要な課題であることと認識しております。
 緑地保全に関しては「みどり基金」がその役割を担っていますが、歴史的建造物の保存に関する基金はございません。昨今歴史的な建造物の保存問題がクローズアップされている中、その保存を目的とした基金や寄付条例を制定し、積極的な寄付の募集等を行うことは内外にアピールする点でも1つの有効な手段となります。また吉田邸に象徴されるように、町にその機運が高まっている今、まことに有益であり前向きに検討したいと考えます。

私の質問:先進地の中には非常に成功している例がありますが、町は基金条例について具体的にどのようなことを考えていらっしゃいますか。

総務部長答弁:歴史的建造物の保存に関しての寄付金の募集方法、事業の明確化、目標額の設定、1口の額などを条文化して、ホームページなどで積極的に募集することを検討していきます。

私の質問:町は今、景観条例や景観計画の策定を準備しているところですが、それらの計画との関連はどのように考えていますか。

総務部長答弁:景観計画は平成20年度策定を目標にしていますが、歴史的建造物の保存は、何時どのような事態が発生するかわからない、待ったなしで起こる場合がありますので、前もって準備を進めていきます。

私の質問:基金の発動は寄付者の意思を尊重し、適切に行なうべきと考えますがみどり基金の発動に関して、この点の町の見解をうかがいます。

町長答弁:みどり基金については、今緊急の課題として高麗の大森邸の道沿いの緑の保存にみどり基金を発動するかどうか、意見が分かれているところです。今後は町民参加の中で色々な方のご意見を頂く組織とルール作りが必要だと思っています。

その2:わが町の地球温暖化防止対策は

近年地球温暖化の影響によって自然環境に大きな変化が起こり、大雨による洪水や土砂災害、砂漠化や干ばつなどが多発しています。反面このような災害と温暖化の因果関係ははっきりしないとも言われていますが、私たち1人1人が真剣に地球環境について考えなければならない時期がきていることは確かです。

私の質問:世界の国々に比べ10倍から100倍も温暖化ガスを発生しているわが国は、ドイツやスエーデンなどに比べると、国の政策や国民の環境意識がはるかに遅れています。京都議定書では日本は平成22年までに平成2年度比で、6%の温室効果ガスの削減を行う約束です。
 町でも具体的な削減数値目標などを立て、効果を実感できる仕組みなどで意識啓発を図ってはどうでしょう。また子供の環境教育に早すぎるということはないと思います。現在小学校4年生から行っている教育を、成長段階に合わせて幼稚園から取り組むことも出来るのではありませんか。

環境経済部長答弁:現在改訂中の「神奈川県地球温暖化対策推進計画」を参考に、数値目標を立てていきたいと考えます。また毎年10月に行っている美化センターフェアーも今年は環境面を重視した内容ですすめていきます。

教育長答弁:国府中学校では環境省が勧めている「こどもエコクラブ」を行い、自分の毎日の行動を検証して反省や感想を述べる形で実践しています。今のところ幼稚園では環境教育は行っていませんが、ごみの分別でしたら取りみやすいかもしれません。今後検討していきます。

その3 大磯駅前の景観計画は

町は今、景観計画策定の準備を進めています。その中で大磯駅周辺は重要地区になっています。長い間大磯駅は先人の努力のおかげで、「看板がない駅」という今の風情が守られてきました。

私の質問:最近駅に出来たコンビニエンスストアーは町と事業者とJRが協議し、外壁のレンガの色は駅舎に合わせたと聞きました。京都や那須など景観計画を制定した自治体の中には、企業が自主的に計画制定以前の看板の色彩やデザインなどを変更している例があります。大磯町では景観計画はまだ出来ていませんが、事業者に看板の色彩など現在の駅前の風情に合わせていただけるように、働きかけていくおつもりはありませんか。

町長答弁:店の商品の陳列についてのご意見も町民の方からいただいていますので、周囲の景観に合わせていただけるよう今後穏やかに事業者と交渉を続けていきたいと思っています。

6月の議案から

● 大磯駅エスカレーターなどの設置決定 完成はH20年3月

3月議会に続き6月議会では1名の差で否決された駅バリアフリー事業は、行く先を心配する町民や各団体から要望や署名が出され、6月30日に開かれた臨時会ではこれまでと一転、否決していた議員も全員賛成で可決しました。やっと安心。

● 議員数4名削減へ    (賛成しました)

来年の選挙から18名が14名になります。委員会数の見直しや、審議の方法、議会のあり方など、議会改革や活性化を進めなければなりません。

ちょっと一言

旧吉田邸に続き滄浪閣にも存続の危機が。また、高麗のNCRは撤退し、跡地には三井不動産(株)による近郊随一の大型ショッピグモールの建設計画が持ち上がりました。時代の流れとともに「町の将来について考えるとき」を感じます。

掲載記事


Copyright(C) 2003-2006 渡辺順子All Rights Reserved