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渡辺順子の議会報告No.8

はじめに

春から新しい生活を始めた方はやっとひと一息つく頃でしょうか、山々はみどり一色となり、気持ちの良い季節となりました。3月議会は25日に平成17年度の予算を可決して終了しました。大磯中学校の耐震・改修工事、地域防災計画などの新規事業の他、戦後60年となる今年は大磯町の戦没者の追悼を行います。

私の一般質問

ゆとり教育の「学力」をどうとらえているか

 最近行われた学力調査の結果から、子供たちの学力低下を心配する声があり、文部科学省は「ゆとり教育」の見直しを決めた。新学習指導要領に基づく、「生きる力」の育成・基礎学力の向上・今後の課題は何か。

教育長 「生きる力は」生涯にわたって学ぶ意欲、思考力、判断力、表現力などを含めて「実生活に働く力」ととらえている。その「生きる力」を育てるのが総合学習であり、さまざまな自然、社会体験などを通じて取り組んでいる。また同時に各教科の基礎基本の定着が不可欠である。課題としては、新指導要領のもとで行ってきた3年間の実践を、どう見直し検証して今後に活かすか、だと思う。一部で子供の学力低下を心配する声もあるが、真に生きて働く力を学力と捉えるならば、そのために導入された総合学習と、それを支える各教科の基礎基本の定着を再認識することが重要である。

 学習の基礎基本と規則正しい生活習慣を身につけてこそ、生きる力も伸びるのではないか。

教育長 生活習慣が規則正しくないと、知識理解に関しても、自分で物事を考え課題を見つけるという、幅広い意味での学力に問題が生じる。家庭と学校の協力が必要である。

 実際に学習内容や授業時間が削減され、学力は低下していないか。どのように指導しているか。また絶対評価が取り入れられているが、相対的な評価を知りたい保護者への対応は。

教育長 読解力と学習する意欲が低下しているのが日本の子供の問題点と言われている。自分で課題を見つけ、自分で解決しようとする意欲と能力を育てたい。そのためには授業の工夫と改善が必要だ。習熟度別の小人数授業を国府中学で行っているが成果がある。また中学は高校入試が絡んでくる。絶対評価だけでなく、相対的な状況を知りたい保護者へは出来る限りデーターを提供して個別の相談に応じている。

 基礎学力、正しい生活習慣、「生きる力」を上手に融合させることが求められているのではないか。

教育長 その通りだと思う。

 学校のホームページを上手に利用しているところもあるが。

教育長 学校だけでなく教育委員会や教育研究所の活動を保護者や地域に発信し、相互の関係を育てていきたい。

(3月9日午後行いました)

2回の臨時会

1月27日の第1回臨時会で監査委員の罷免を可決した議会は、2月14日第2回臨時会を開催し15日から18日まで、5ヶ月遅れで平成15年度の決算審査を行い、認定しました。続いて22日新しい監査委員に柴山議員を選出し、昨年9月から続いた議会選出の監査委員罷免問題は終了しました。

3月定例会

*17年度予算特別委員会

3月1日の議会初日、町長が行った予算の指針となる施政方針に対し、8日に7名の議員が総括質疑を行い、私も障害者福祉、防災計画、ごみの減量など数点の施策について質問しました。17年度の予算審議は予算特別委員会を設置し、3月14日から5日間行いました。

私は予算委員となり、互選により副委員長を務めました。審議に当たっては、予算案が町の基本計画に合致し町民のニーズに的確に応えているか、また福祉の充実が図られているか、経済効果はあるか、昨年発覚した不祥事の教訓を活かしているか、などの点に留意し、過去3年間の予算書や決算書と比較しつつ説明書や資料を参考に、質疑を尽くしました。

*私の賛成討論の要旨

17年度は第4次総合計画や地域防災計画の策定、ごみの広域化、景観形成計画、港の再整備の検討など、大磯の将来に関わる重要な事業が多く、賢い選択を迫られる場面が想定される。「今後早急に財政健全化計画を策定し、行財政改革に取り組み、職員の意識と資質の向上に向け研修を行うとともに、人事評価制度により組織の活性化を図る」という町長の施政方針を評価するとともに、さらにより良い行政の実現に邁進してほしい。

現在の財政状況と今後の対策

現在歳入の柱となる町税は、パート、フリーターなどの雇用形態の変化や高齢化で減額傾向にあり、法人税も景気回復が見込めません。また地価の下落で固定資産税も減額し厳しい状況です。

町では平成15年から第3次行政改革として人件費や助成金の削減、手数料・使用料や委託事業の見直しなどを行って財政の健全化を図ってきましたが、今後もさらに町税の徴収を徹底し、町営住宅の整備と跡地の売却で財源を確保するなど、新たな取り組みが必要です。

また今後自立した財政運営を維持するためには、町立幼稚園・町立保育園の統廃合や民営化、図書館や公共施設などの管理・運営の民間委託、団体補助金・負担金の新たな基準設定などのほか、町民に理解と協力を求めるため情報公開が不可欠であると考えます。

ちょっと一言

映画「白神の夢」を見ました。かつて海岸線に油田の櫓が立ち並んでいた白神の麓八森町。やがて秋田県と青森県を結ぶ林道計画が持ち上がり、予定地はぶなの原生林白神の中心。貴重な生態系が失われる、と大きな波紋が広がり計画は中止に。それから2年後、白神は世界遺産に登録されました。

森と川と大地と海、大自然の循環の営み、白神の懐で生きる人々の日々の暮らし、子供たちの豊かな感性、すべてがテナーサックスの響きとともに、静かに心に沁みてきました。

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