ヘディングの種類
2001.6.5更新
学年別の指導計画私案
(1)スタンディング(正面)
両足を地面に着けたままで、正面からのボールを方向を変えずに正面に返します。体・顔は正面を向いたままで体を反らしてボールをキチンと額に当てます。目をしっかりと開け、ヘディングした後もボールを目で追えるように開けておきます。
低学年でのヘディングの練習は、このヘディングから始めます。恐怖心を与えないように、痛くならないように、額にうまく当たるようにトスをしてあげます。
頭のテッペンに当たると痛くて恐怖心を持ってしまい、ヘディングをやらなくなってしまう子供も出てくるので最初が肝心です。
強いボールに対してヘディングできずに逃げてしまう子供が多いのですが、無理はさせない方が良いと思います。「逃げるな!」とか非難・罵倒は決してしないことです。頭蓋骨・脳が成長するまで待ちましょう。
3年生になるとヘディングでのボールリフティングをやれる子供が出てきました。やれる子供はドンドンやってよいのですが、度が過ぎると頭や額が痛くなり健康にも良くはないので程々にさせ、足・ももでのリフティングをやるようにアドバイスします。
(2)スタンディング(横から)
両足を地面に着けたままで、ボールの来る方向からほぼ直角にコースを変えます。上半身は半身でヘディングする方向むけて、反対方向に体を反らしてボールをキチンと額に当てます。目をしっかりと開けるのは他のヘディングと同様です。
低学年ではやりませんでした。やはり頭に下手に当てると恐怖心の元になり、体にも良くはないと思います。
3年生では自分からやる子供が出てきますが、額にキチンと当てることを指導します。強いボールでも額ではなく頭の横でヘディングをする子供がよく見られますが、頭蓋骨・脳に良いとは思えないので、必ず額で当てるようにアドバイスします。
(3)ジャンプ(正面)
真上にジャンプして両足を浮かせ、正面からのボールを方向を変えずに正面に返します。体を反らしてボールをキチンと額に当てます。目をしっかりと開けるのは他のヘディングと同様です。
低学年ではやりませんでした。やはり頭や顔に当てると恐怖心の元になり、体にも良くはないと思います。
3年生では自分からやる子供が出てきますが、額にキチンと当てることを指導します。
また、変に体をひねらないようにキチンと正面を向くことが大切です。着地の際の捻挫に注意するようアドバイスします。
(4)ジャンプ(横から)
真上にジャンプして両足を浮かせ、ボールの来る方向からほぼ直角にコースを変えます。上半身は半身でヘディングする方向むけて、反対方向に体を反らしてボールをキチンと額に当てます。目をしっかりと開けるのは他のヘディングと同様です。
低学年ではやりませんでした。やはり頭や顔に当てると恐怖心の元になり、体にも良くはないと思います。
3年生では自分からやる子供が出てきますが、額にキチンと当てることを指導します。頭の横でヘディングをする子供がよく見られますが、頭蓋骨・脳に良いとは思えないので、必ず額で当てるようにアドバイスします。
また、体をひねるので着地の際に足首を捻挫しやすいので気を付ける必要があります。無理は禁物です。このヘディングよりも他にマスターしなければならないことが一杯あります。
(5)ダイビング・ヘッド
低い弾道のボールに向かって体を投げ出して(ダイビングして)ヘディングをします。正面に返したり、横に方向を変えるのはスタンディングやジャノプと同様にできます。この時もしっかりと目を開けてボールを見て、額に当てるようにします。
低学年ではやりませんでした。一見かっこうは良いのですが、着地時に捻挫・打撲などの危険を伴うのでやりません。
3年生では自分からやる子供が出てきますが、キチンと着地することと額にキチンと当てることを指導します。頭のテッペンや頭の横でヘディングをしたり、ボールを見ない子供がよく見られますが、安全を確保するようにようにアドバイスします。
特に、着地の際に手を着くので手首を捻挫したり、肩や肘・膝を打撲しやすいので気を付ける必要があります。また、他の子供に当たったり、蹴られたりする恐れもあります。無理は禁物です。このヘディングよりも他にマスターしなければならないことが一杯あります。
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