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〈口では〉TRPG好き/おしごれ編
第1回 プレイへの3つの難関(2003/05/15)
第2回 世界観とPCの目的
第3回 キャラメイク編1
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第1回 TRPGってどれだけ買えばいいの?
第2回 TRPGって道具いる? その1
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「お城と街とご令嬢」用シナリオ「3000人の指輪」
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八「今日はいよいよキャラメイクですね」
菊「そうじゃな、やっとじゃな」
八「そう思うと雨の日でも足取りも軽くなりますよ。サイコロは合成樹脂製なので、濡れても平気ですし」
菊「はぁっ。〈おしごれ〉はタロットカードだと言われなかったか? 助も難儀な相棒を持ったものじゃな」
八「うぅ、申し訳ございません。でも、ひどい言われようだなぁ……」(涙)


一茶助八〈口では〉TRPG好き 〜おしごれ編〜第3回

《■ご令嬢、来場■》

■ダウンロード■

助「よっ、来たな」
八「『キャラクタークリエイトシート』に『キャラクターエクスプレス』?」
菊「エクスプレスは前回渡されたキャラクター用紙のことじゃったな」
助「これの入手方法だが、ひとあそかいさんのサイトの〈お城と街とご令嬢〉コーナーの『キャラクターエクスプレス』をクリックして、エクスプレス画像をダウンロード。そのあと、『お嬢様を作るためのシートはこちら!!』をクリックすれば『キャラクタークリエイトシート』のありかにたどり着ける。やっぱりシート画像はダウンロードだ」
菊「助からもらったこのシートをきらしても、宮様のパソコンでダウンロードすぐにできるとは……」

■カードを引いて、選んで、引いて■

助「では、資料を見ながら説明していくぞ」
八「なんだか小さな文字が一杯ですね……」
菊「六法全書と比べれば空白がたくさんあり、実に読みやすいではないか」
八「そう言われればそうかもしれませんが……」
助「〈おしごれ〉のキャラメイクは、タロットカードを引いて、ルールブックの表にある選択可能な候補を選んでいくことで進んでいく」
八「うわっ……カード一枚一枚ごとにデータが違うんですね……作り手は大変だったろうに」
菊「だが、ルールブックが1冊しかないと厳しいところじゃな」
助「っと、そうそう菊さんに包みが届いていたぜ、開けてみな」
八「突然ですね」
菊「まっ、嬉しい……」(紅潮>>美的アクション可愛い)
助「〈おしごれ〉デザイナーさんから菊さんに、だそうだ」
八「しかし、顔を赤らめる様はやっぱりお嬢様ですね。普段の突っ張った顔が嘘のようですよ」(美的印象効果96)
助「というわけでルールブックが2冊になったので、キャラメイクも順調になるな」

■お嬢さん、どんな家で育ったのですかな?■

助「それでは、実際の作成に入るぞ」

「キャラクタークリエイトシート」を見てください。ひとあそかいさんのサイトの〈お城と街とご令嬢〉コーナーの「キャラクタエクスプレス」にありますよ。
 ご令嬢(PCのことですね)を作る過程は0〜20の21過程に分けられています。細かく分けられているのでやっかいそうに見えますが、そうは難しいところはありません。多少、手間がかかるところはありますが。
 心に余裕があれば、「クリエイトシート」の各項目を見ながら、どんなご令嬢とTRPGを楽しもうかな……そんなことをイメージしてみてください。時間や心の余裕がなければ、このイメージ作業はとばしてしまっても仕方がありません。心に余裕のない人がTRPGをやるのかどうか、ちょっと悩むところですけれど。

八「そうですねぇ、物静かで何にでも気がつく、気立てのいい娘さんがいいですね……」
助「てめぇのかみさんの自慢かい? くぅ、焼けるねぇ」
菊「菊は、気っぷのいい下町娘をやってみよう」
助「自分と違った性格をやってみるのもTRPGの醍醐味だわな」

助「では、『生い立ち』を決めるから、タロットを1枚ずつ引いてくれ」(クリエイトシートの過程1〜5)

(過程3……説明を聞く過程)
 ご令嬢は、未だ成人していません。現在でも未成人の活動環境/行動範囲が、生まれた家に左右されがちですね。そう考えれば、現代よりも古めかしい中世欧州をモデルにした、ファンタジー世界でも生まれた家がご令嬢に与える影響力の大きさをうなずいてもらえると思います。
 というわけで、「生い立ち」です。「生い立ち」はご令嬢がセッションまでの人生で強く影響を受けた物事を表します。著者でいえば、TRPGと出会ったこととか――そんな感じです。
 ここで引いた「生い立ち」により、ご令嬢の生まれた家(家柄)の候補が明らかになります。下々の家にありがちな「生い立ち」もあれば、高貴な家に生まれたものでなければあいそうもない「生い立ち」もあるわけです。「キャラクターブック」(P.ジャッケイ著/Task Force Games./安田均・松谷世津子訳/社会思想社)の「113 生まれたときの異常な状況」みたいなものです(そこまで劇的なものは少ないですが)。
 また「生い立ち」により、ご令嬢に様々な特殊能力が与えられます。魔法・超能力のようなものから妖精のお手伝いさんまで、各カードごとに準備してあります。78種類あるわけですから、そうは同じ能力には会いませんね。
★タロットカードを1枚引いたら、ルールブック69頁からのリストを参照してください。

(過程1――キャラクタークリエイトシートの作業項目の数字番号に対応しています)
八「剣のKですね」
助「祖父母夫婦に育てられたそうだ。両親は別の街で生きていてもいいし、死んでいてもいいぞ」

(過程2〜3)
菊「杖の6じゃな」
助「貴族の娘、衛兵隊長の娘、大立者の娘、大地主の娘、宮廷職人の娘、女優、看板娘から家柄を選べるな。○をつけておいてくれ」

(過程4)
八「地図作製能力と」
菊「読唇術か……人の話を遠くから窺わねばならぬとは、哀れな生い立ち」

(過程5)
八「身分度3、あと10でお嬢様と」
菊「身分度4、町娘にするつもりなれば……ふむ」

助「では、過程2〜3で○をつけておいた家柄から一つ選んでくれ。どんな家に生まれたかで、たいていの娘の一生は決まるからな、慎重にな」(過程6〜8)
菊「家柄の縛りから抜けるには結婚のみか……」

(過程6……説明を聞く過程)
 時代劇を見れば感じられるように、封建社会において「家柄」は重要でした。身分制の保持に「家柄」は重用されたのです。
 〈おしごれ〉の世界もやはり封建社会です。「家柄」は重要です。未成人でしかも女性となれば、個人の人格・能力よりも「家柄」で認識されても仕方がありません。〈ご令嬢〉は、過程4で確認した特殊能力などを持ち、常人よりパワフルな存在です。とはいえ、そのパワーだけで「家柄」を乗り越えるのは難しいわけで……。
「家柄」とは、「D&D」などに見られるクラス(職業)のような働きをします。「家柄」ごとの特殊能力も存在します。
「家柄」は、解説文、特殊能力、身分度、美的パワーの最低値の指定の4項目からなります。
 解説文では、その世界での親所有の職業(一部ご令嬢本人の場合もあります)についての説明と、家柄に生まれた娘本人についての説明が描かれています。雰囲気づけと割り切るのもいいですが、セッション中に頼ることのできる親のコネを考えるためにも読み込んでおきましょう。
 特殊能力は、その職業ならではの能力です。宮廷魔術師の娘ならば、マジックアイテム鑑定能力などになります。
 身分度は、この世界での偉さを表します。「生い立ち」で決まった数値と合計して13以上ならば「お嬢様」、12以下ならば「町娘」となります。身分によって会ってくれる人もいれば、会ってくれない人もいたりするので、セッションに参加する〈ご令嬢〉の中に、低い人と高い人が両方いるとバランスがよくなります。
 美的パワーの最低値指定は、「わがまま」「活発」のように2つ指定されます。指定された美的パワーは、最低でも10にしなければなりません。「家柄」がそんな娘に育てるのです。実際の美的パワーは過程10で決めることになります。
★過程2〜3で○をつけておいた家柄から1つ選んだ後、過程7〜8の項目を指示に従って埋めていってください。

(過程7)
八「宮廷魔術師の娘にしよう。宮廷がらみになりますし。特殊能力:魔導知識・魔法具鑑定/身分度6/『美しい』『知的』……お嬢様に届かないなぁ」
菊「町娘の中でも花形、看板娘にするぞ。酒場になら情報もいろいろ集まってくるであろう。いい男チェックは怠らん。特殊能力:噂/身分度:3/『華やか』『可愛い』」
助(花形……まぁ、花形といわれればそうなのかも……? もしかしてウェイトレス?)

(過程8)
八「身分度3+6=9 町娘ですか……」
菊「身分度4+3=7 町娘じゃ」

第4回予告
《■ご令嬢、あなたはどう美しい?■》
菊「これで過程の数字だけならば1/3終わったようじゃな」
助「時間にして1/4くらい終わったところだな。次回はチャートから移す作業がメインだな」
八「すると過程9〜15くらいですね?」
助「過程15まで行けばいいけれどな……」


 次回 キャラメイク編2 〈ご令嬢〉の美しさに迫ります


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