土屋の里山を蘇らせる会の活動状況  Vol2  2006.5.7

ホームへ      会の紹介へ    

ホームへ      会の紹介へ       トップへ

平成17年度「土屋の里山をよみがえらせる会」の総会が5月7日(日)に行なわれた。(出席者 21名)

●会員総数は160名で、すべてボランティア活動のこの会は、発足6年目でその成果が徐々に実りつつある。

●平成17年度の事業件数30、事業参加総人員は1246名。(参加人員は年を追うごとに増加している)

●土屋字寺窪にある会のフィールドは、荒廃した雑木林であったが、会員の努力によって生い茂っていた篠竹が刈り取られ、
本来雑木林に自生していた植物が芽を吹き始めた。
また、隣接の畑もフィールドとして利用され、里山としての自然を保全する意味でその効果は大きなものがあるようだ。

●市内の保育園や幼稚園、地元小学校児童延べ371名が里山体験に参加してくれた。
また、平塚市民と大学交流事業も順調に進んでいる。

●里山としての文化、遊びの中での文化、後世に伝えたい文化等を、
子どもたちや大学生それに地域の住民の方々が一体になり
(市でいう里山再生プロジェクト・・・市民と大学交流事業)体験を通して今後も学んでほしい。

●下草刈り、火もし(焚き火)、焼き芋、落ち葉でソリ遊び、雑木の伐採、薪割り、
シイタケ菌植付け、そばの種まき、ジャガイモやサツマイモの植付け、
作物の収穫、収穫祭等さまざまな体験があった。

●平成17年度から、源水の荒廃した300坪の田んぼをお借りして、「谷戸田で米づくり」を実施した。
創立5周年記念事業として、約200坪の田んぼで米作りにチャレンジし、170kgの収穫があった。
12月4日には、神奈川大学をお借りして収穫祭を行った。

●未耕作の田んぼを利用した「ビオトープ」を計画して、生物多様性の維持や子どもたちの自然観察や自然環境などの
学習の場を広げたいという意見も出たが、周囲の既存農家の田んぼもあり、
水利・水路の関係上今のところ実現不可能である。


●18年度も引き続き里山体験の行事が組まれている。主な事業は17件。
  ・市民大学交流「里山再生プロジェクト」は、6月3日・9月30日・11月18日
  ・「環境教室」は、7月23日、里山体験・そばの種まきは、8月28日
  ・下草刈りは、9月17日・12月10日・3月10日
  ・その他里山体験など各月に計画されている。


●会長「小清水四郎」氏、副会長「吉川雅己・木間勝」氏、
会計「荒井啓三・近沢時男」氏、会計監査「小杉澄子・大石豊」氏、運営委員7名




((年間事業の基本的な考え方))


((コメント))

◎近くの荒廃した竹林・田んぼ・畑にも手を入れていけば、
「雑木林」「畑」「竹林」「田んぼ(水辺)」が一体となった里山としての風景が
創造され、すばらしい「モデルケース」になると思う。

◎これには地権者や地域の方々のご理解が是非必要になるので、
問題をひとつひとつ解決していくことが必須であろう。