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現在までの活動 2007年9月    (最終更新日:2007/09 レポート:ポンナレット)

■フン・セン首相とお会いする

2007年6月14日、国賓として来日されたカンボジア王国のフン・セン首相
お会いする機会に恵まれました。

その際に「両親・兄弟はじめ、プロン丘にて集団虐殺され、
 慰霊塔に保管されている7000名の同胞の遺骨を火葬したい」
という要望書
をお渡しすることができました。


写真は在日カンボジア大使プー・ソティレアッ閣下が撮って下さいました。




■在日カンボジア大使からお返事が

9月11日付けで在日本国カンボジア王国大使館を通じて、要望書へのお返事を頂戴致しました。

翻訳してみましたので、ご一読いただければとても幸いです。

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久郷 ポンナレット殿

去る2007年6月12日付けで、あなた様がカンボジア王国政府フン・セン首相に宛てた、
ご両親・ご兄姉はじめプロン丘での7.000名の方々のご遺骨を火葬したい
との申し出についてご回答いたします。

カンボジア王国政府は、コンポン・トム州ストーン郡トリアー市の
プロン丘の慰霊塔に保管されている7000名分の同胞のご遺骨の火葬を
許可することはできません。

なぜなら、大虐殺があった時代の物的証拠資料として、
また、あの忌まわしい時代が蘇らないよう阻止するためにも、
遺骨と虐殺跡地は大切に保存するという王国政府の政策と
基本的に相容れないものだからです。

以上、どうぞご理解ください。

   2007年9月11日 東京にて
   在日本国カンボジア王国大使館特命全権大使

   プー・ソティレアッ

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文中では「慰霊塔で大切に保管されている」という表現になっていますが、
政府の言う慰霊塔とは、「窓ガラス張りで中身が丸見えの展示用の塔」です。

両親・兄弟はじめ、無念の死を遂げた者たちが望む祀られかたではないはずです。

遺族である私自身も、たいへん耐え難いものでございます。
しかし私は最後まで諦めないつもりでおります。

どうぞ今後とも、温かいご支援とご声援をお願いもうしあげます。

                              久郷 ポンナレット