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<人の心に心地よさを与える“癒し音”の研究>
(1)音の振動波形
微妙に周波数の異なるいくつかの音が、重なり合ったり打ち消しあったりして発生する音は、
”ゆらぎ音”と呼ばれる不規則なリズムを出し、人に心地よい癒し音として感じるようです。
その周波数は小川のせせらぎや、小鳥のさえずりに近い3000ヘルツ以上の幾つかの重なった高い周波音であります。
その高周波音は、人間の脳内にβエンドルフィンやセレトニンなどの脳内ホルモンを分泌させ、自立神経をリラックスさせと言われています。
当研究所では”仏鈴、風鈴”を通して、人に心地よい癒し音を 研究しています。
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仏鈴の振動波形(当研究所製作)
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上図の周波数3540ヘルツ、3580ヘルツの所に音圧が高くなっているのがわかります。 下図は、その近い周波数がお互いに打ち消し合ったり増幅したりしてきれいなうなり現象の波形を見せています。
この波形がよい音色と言われる波形です。
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(2) 仏鈴の金属組織
銅の金属組織は、融液から個体になるまで、金属組織(金属の顔)
が5つの相に変わっていきます。それぞれの相は、銅と錫の含有量・硬さ・結晶格子等々が異なります。
音色にとって一番良い組織と材料成分の組み合わせを熱処理と成分分析を幾多の実験より求めていきます。
これらの研究は大学と連携の中で進めています。
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