土屋のシンボルマーク
  「笹竜胆」(ささりんどうの由来
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 土屋の学校区には、「土屋小学校」と「土沢中学校」があります。
いずれの学校も校章には「笹竜胆」が使用されています。この「笹竜胆」の紋は、地域に根付いていて親しみのもてるものとなりました。
 そもそもの由来は、治承4年(1180)8月の「石橋山の旗挙げ」(源頼朝と相模武士団のクーデター)から鎌倉幕府の樹立へ、さらに幕府の有力な御家人として鎌倉幕府に仕えたこの地の武将土屋三郎宗遠公(桓武平氏の支流)に因んだものです。「笹竜胆」は源氏の紋所であり、その縁で用いられたようです。

                            (参考) ・相州土屋三郎宗遠公甚句  ・土屋の里甚句
 
 各学校ごとにその云われなどをご紹介します。土屋小学校 小学校校歌 土沢中学校 中学校校歌

土屋小学校
  土屋小学校は、明治6年(1873)6月に小熊の大乗院に「温知館」として誕生しました。
 花も実もある源氏方についた一名将の誇り高き地として、「文と武−知と力」を磨き、「古きを温ね、新しきを知る」建学の理想を掲げています。 
 児童に学帽が普及し、徽章(きしょう)が必要になるにおよび、大正6年(1917)に「源氏の紋所”笹竜胆”に”土屋”の「土」をあしらった校章」を制定しました。
 平成15年(2003)は、ちょうど開校130年にあたりました。

 校章に並びその建学の精神を表すに相応しい「土屋小学校校歌」が昭和38年(1963)に制定されました。
土沢中学校
  土沢中学校は、昭和22年(1947)当時の土沢村民の熱心な師弟愛の発露に基づき、万難を排し、「自分たちの子どもは、自分たちの土地で教育しよう」という意気が高揚して、当時の土沢村の単独設置で、標高85mの人増字鴻之巣(ひとふえあざこうのす)の丘に、中郡下の中学校で唯一独立校舎を二階建てで造り、5月5日に開校しました。
 昭和26年(1951)3月18日に、周辺が緑の雑木林に囲まれた自然の宝庫「鴻之巣の丘」に相応しい「自由と平和」を詠った校歌が制定されました。
 
 昭和32年(1957)12月11日には、校旗が制定されました。
校章は、「ささりんどう」に「土沢中」の文字が入ったものです。

 平成9年(1997)11月1日には、創立50年記念を祝い、校歌碑が建立され、50回生までの卒業生は
4122名を数えるにおよびました。

 校章のいわれは、土沢地区の特色である竹林の竹が取り入れられたことと、土沢地区には平氏や源氏の流れをくんだ子孫が住んでおられると伝えられていることから、「竹は武」を意味し、武士の子孫を表しています。
 極めて潔癖であり、純朴な土沢の健児たちが、誠意をもって若い大きな夢に向かい「自由と平和」の理想のために努力するよう、その姿を図案化したものです。

 校歌にもその精神が表われており、市内の中学校校歌の中でも「深みのある」高度な校歌です。

           土屋小学校校歌
                             作詞 戸川貞雄
                             作曲 箕作秋吉
                                                                                                                                                                  
一、
  笹竜胆(ささりんどう)の  (ふる)歴史(れきし)
  (ほこ)りは(たか)し  ああ土屋(つちや)
  (たの)しく(つど)う  (まな)びの(にわ)
  乳牛(ちちうし)のこえ  長閑(のどか)なり
二、 
  (かぜ)さわやかに  (うめ)かおる(さと)
  (こころ)(きよ)し  ああ土屋(つちや)
  大空晴(おおぞらは)れて  (おか)はみどりに
  (なが)れは()えず  座禅川(ざぜんがわ)
三、
  (たか)希望(のぞみ)の  七国峠(ななくにとうげ)
  (ゆめ)ははてなし   ああ土屋(つちや)
  (はえ)ある母校(ぼこう)   文化(ぶんか)(いずみ)
  (まも)(そだ)てん   ()をとりて
                         土沢中学校校歌
                                           作詞 本荘千代子
                                          作曲 鈴木徳一郎
一、
  雲涌(くもわ)けば  (くも)(なか)
  (わか)(ねが)い  ()ちてありけり
  花咲(はなさ)けば  (はな)(なか)
  (わか)(ゆめ)   ()きてありけり
  ああ(うつく)しき  土沢(つちさわ)
  (ひろ)野山(のやま)の  (うえ)(まな)
二、
  風吹(かぜふ)けば  (かぜ)(なか)
  (わか)歓喜(かんき)  ()かせてありき
  木々鳴(きぎな)れば  (はやし)(なか)
  (わか)(おも)い  ()()ちゆけり
  ああ(きよ)らかな  土沢(つちさわ)
  (ちまた)さかりし  (やま)(まな)
三、
  (そら)はるか  (ひか)(なか)
  (あこが)れゆく  平和(へいわ)理想(りそう)
  (おか)はるか  (かさ)なる(うえ)
  (わか)(いのち)   自由(じゆう)(うた)
  ああ(しず)かなり  土沢(つちさわ)
  真理無言(しんりむごん)の  (やま)(まな)
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土沢中学校校歌碑
土沢中学校校舎と校門
二宮金次郎銅像
土屋小学校校舎
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