・・・・・ セエー さあさエー みなさま お唄いなされヨー
歌じゃエー ご器量はヨー 下がりゃせぬー ・・・・・
セエー 聞いてください 聞いてください みなさまよ
真田与一の 幼名(は
丈夫(に育(てと 荒千代(ぞ
けだし幼少( 病弱(で
高熱発(し 意識(なく
乳母(の吾妻(は 大山(へ
平癒祈願(に お参(りし
全快(かなうが おそわれた
片葉(の葦(に 助(けられ
二、 三浦党(
三、 与一(
四、 七騎落(ち
五、 頼朝(
セエー 聞いてください 聞いてください みなさまよ
セエー 聞いてください 聞いてください みなさまよ
セエー 聞いてください 聞いてください みなさまよ
・・・・・ セエー 輿をエー 降ろせイー ・・・・・
真田与一(の 父親(は
岡崎四郎(の 義実(で
武勇名高(き 白旗(に
恩義深(き 三浦党(
土屋義清( 弟(で
一族(そろって 戦立(ち
敵(は三千( 平家軍(
味方三百( 源氏軍(
春(は花咲(く 真田城(
秋(は稲穂(の 黄金色(
聞いてください みなさまよ
真田与一(と いう人(は
源氏旗挙(げ そのときに
文三文六( ひきつれて
雨(の石橋( 闇(のなか
俣野五郎(を 組(み伏(せて
太刀(を抜(けども 抜(けやせぬ
声(は発(せども 声(は出(ぬ
あわれ与一(はよ 花(と散(る
石橋敗(れ 真鶴(の
浜(から安房(へ 落(ちんとす
義実(おりろと 云(われしを
ふたつの命(で 仕(えたが
与一失(い おりられん
土肥(の遠平( 舟(おりる
七騎(の侍( 武者震(い
頼朝天下(の 船出(なり
与一戦死((討死)( 頼朝(は
命(があれば 弔(うぞ
伊豆山権現( 参詣(し
石橋山(を 訪(れし
思(わず涙( とめどなく
魁秀明神( 奉(る
証菩提寺( 建立(す
頼朝厚(く 追善(す
*作詞者陶山氏のご好意により、ここに平成14年10月19日平塚市文化財団主催で行なわれた「相模武士の誉」・・・・「与一甚句」(出演:与一神輿保存会のみなさん)の甚句を掲載させていただきました。
サイト容量の関係上、「石橋山の戦」の場面「二、三浦党・三、与一・四、七騎落ち」のみを掲載させていただきました。
下のスイッチを使用して、お聞きください。
[編集]MP3(64kbps)2.39MB,5分
[真田与一義忠についての詳細は、「土屋氏一族について 5.真田与一義忠のこと」に掲載されています]