北條氏の小田原城めぐり体験レポート
2011/5/3
5月3日清閑亭(NPO法人小田原まちづくり応援団)と小田原の城と緑を考える会の共済による、
北條氏の小田原城めぐりのイベントに参加してきました。
コースは近世大手前から大外郭をめぐり八幡山古郭を経て三の丸土塁に位置する清閑亭まで。
集合は小田原市民会館ロビー前にて朝8時30分、たくさんの人が参加しました。
まずは田代道彌さんの解説で大手前から東海道を東に進み、
城下町の名前の由来などを解説されました。
画像は北條稲荷です。戦国時代の山王口ですね。
ここでグループを2班に分け私は1班、
午前中は引き続きTさんの解説で参加しました。
暗渠に隠れてしまった天然の要害、渋取川の上を歩きました。
知らない人はただの道路だと思ってしまうでしょう。
民家の間に僅かに顔を見せてくれた渋取川です。
暗渠に隠すのは勿体無いぐらい水がとても綺麗。
遊歩道を兼ねたせせらぎ公園として再整備して欲しいと私は思いました。
谷津御鐘ノ台付近で神奈川県合同庁舎に寄り一度休憩。
その後で城下張出へ、お昼はこの城下張出でゆっくりと。
午後から私の班は解説を小田原城郭研究会の山口隆さんにバトンタッチ。
出発と同時に小雨が降りましたが、皆さんの思いが通じたか数分で止みました。
画像は稲荷森の空堀です。
何度訪れてみても凄い!!
この堀の下には障子堀が埋まってるんですよね。
皆で歩いたこの道路は小峰御鐘ノ台中堀という掘ですよ。
高い土塁に囲まれて隣の東堀、そのまた向こうの毒榎平は全く見えません。
東堀はこの迫力!!
何度見ても圧巻です。
陸上競技場にて御前曲輪と敷石遺構の説明の後小田原高校へ。
これだけ遺構の残る高校に私も通いたかったなぁと思いつつ、
時間が経つのを忘れてしまいました。
最後は清閑亭。
ここにも立派な土塁と堀が残されているんですよねぇ。
そしてこの建物と庭園も素敵です。
以上で解散。
戦国時代の北條氏の小田原城を巡る充実したイベントでした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
引用・参考文献
田代道彌、山口隆、平井太郎 2011北條氏の小田原城めぐりイベント配布資料及び解説