いつスポーツに戻れるか?
本文へジャンプ 2006年7月1日 

 

怪我をした人が一番気になるのがプレーに復帰する時期です。しかし、すでに述べたように怪我をした箇所が違えば、治る速度も違ってくる。また人によっても違います。復帰を判断するガイドラインをあげますので参考にしてください。

 

@     安静にしていても、怪我した箇所が痛む場合は、そこを動かしてはいけない。

A     安静中に痛まなくなったらごく軽い運動であれば行っても良い。ゆっくり行うのがポイント。痛み出たら運動を止める。無理があることを痛みが教えているので、体の出すサインに耳を傾けること。

B     運動しても痛まなくなったら、強度を上げ、時間を延ばしていくと良い。少しは痛みを予期しておかなければならないが、鋭い痛みが走ったらただちに運動をやめること。しばらく休んで、痛みが無ければ運動を再開してみる。再開後にやはり痛みが出るようであったら、その日のリハビリは、中止。

C     ひどい怪我の場合、リハビリを開始すると、トレーニングやプレーの後にむくんだり、少し熱感が起ったりする場合かあるので、アイシングをうまく施すと良い。

 

治癒を長引かせる原因は、復帰が早すぎたことによって起こることがほとんどです。大切な試合のために無理をする場合もありますが、無理をしたことによる代償を払わなければならないことを忘れないようにして下さい。プロの選手はっきりしていて、駄目な時は、完全にプレーを中止して、必要なリハビリを正確にこなします。しかし、アマチュアの方は、スポーツを休んでも仕事かあり、意外に再発を繰り返してしまうケースが多いようです。そのために慢性的な傷害になってしまう場合もありますので、復帰時期慎重に行う必要があります。