|
|
風邪を引いた時に風呂の入り方を工夫すると、びっくりするくらい風邪の経過が良くなります。(なお、間違った入浴をしてしまうと、かえって経過が長引くので、注意して下さい。)
足湯
のど風邪に良く効きます。
足の小指と薬指の間に圧痛がありますので押してから入ると効果が高まります。 まず、足湯前にコップいっぱいの水を飲みます。 普段の温度よりも2℃ぐらい高めのお湯にくるぶしまでつかります。 途中温度が下がらないように指し湯をして下さい。 6分たってから一度乾いたタオルで足を拭き、足の状態を見て、赤くなっていない方の足をもう2分間追加します。
脚湯
お腹の風邪に良く効きます。
外くるぶしから膝の間の外側の部分に圧痛がありますので押してから入ると効果が高まります。
まず、コップいっぱいの水を飲みます。 足湯と同じように、普段の温度よりも2℃ぐらい高めのお湯に膝までつかります。 途中温度が下がらないように指し湯をして下さい。 6分たってから一度乾いたタオルで足を拭き、足の状態を見て、赤くなっていない方の足をもう2分間追加します。
入浴との足湯・脚湯の併用
足湯・脚湯は、入浴と併用すると効果が高まります。 まず、コップ一杯の水を飲みます。 42〜45℃のお風呂に入ります。 皮膚が敏感な方は、無理はしないでください。 なお、風邪の時にぬるいお湯に長く入るとかえって悪くなります。 ぬるま湯からの沸かし湯は最悪です。) 出る時に足湯・脚湯を行います。 湯船で立ち上がり、乾いたタオルで身体を拭いていれば、ちょうど足湯・脚湯ができます。 この時2℃ほどお湯の温度を上げるようにします。 お風呂から出た後、寝床に入ると汗がどっと出てくる場合がありますので冷やさないようにして下さい。
足湯・脚湯の後は、かなり体かだるくなります。 身体を冷やさぬように静かに寝て下さい。 次の日にすっきりとした状態になればもう大丈夫です。 風邪は治りかけがとても大事です。 熱が出る風邪は、上がる時よりもむしろ下がり始めてからの安静が大切になります。 熱が上がった後は、一度平熱よりも体温が少し下がります。 この時期に無理をしてしまうと中耳炎・結膜炎・蓄膿症・肺炎・急性腎炎など様々な余病を起こしてしまう場合かありますので、注意が必要です。 下がった体温が元に戻れば、活動しても大丈夫です。
|
|
|