坂田よう子

議会活動報告 ひまわりのタネ №50 平成27年4月16日発行

特別号発行への感謝

桜花満開の候、議会報告「ひまわりのタネ」をご覧頂き感謝申し上げます。早いもので、平成11年7月の初当選直後から発行してきました議会報告「ひまわりのタネ」も50回目の発行となりました。 町民の皆さんに一番身近な議員であることを心掛け、議会における発言や行動、そこに至る心情を報告し続けてきました。特別号として、4期15年半の議会活動の歩みを掲載させて頂きながら、皆様への感謝と今後の議会活動への決意を申し上げます。

平成27年度予算可決 予算総額 19,583,000円
「日本一住みたい町 大磯」実現への予算

坂田よう子
町長は、施政方針で、2期目、今よりさらに輝ける町として次世代に引き継ぐ「信念」を述べられました。
「日本一住みたい町 大磯」の実現に向け、健康・子育て・観光・定住、4つの柱からなる「まちづくり」をゆるぎない信念で進めて頂きたい。戦略的ベクトルを持った真に必要な事業への優先、重点配分、新規事業や予算増額について伺います。

町長
●健康
健康づくりの核である「おあしす24」は、年々規模や内容が大きく充実し予防医学の大切さを理解して頂きました。新年度は、介護予防や認知症予防を中心に一層発展させます。 県の保健指導モデル事業である「プレミアムおあしす」や産・官・学、連携での「メタボリック対策」は、県で進めている『未病を治すかながわ宣言』に関連し、県から大きな期待が寄せられています。
また、生涯スポーツにも力を入れ、心と体の健康が育める町を創ります。

●子育て
「子ども笑顔かがやきプラン」を策定し、子育て支援を総合的・効果的に進めます。「子育てコンシェルジュ」や「言語聴覚士」を新たに配置し、「預かり保育」や「放課後子ども教室」など要望の高い事業の充実を図ります。また、「特別支援教育」の体制強化や「大磯小学校グランド工事」などの教育環境の整備・改善を進めます。
子育て支援の施策を早期に実施し『子育てで選ばれる町!大磯』の実現を進めます。

●観光
町が目指す観光は、『日本一住みたい町・大磯の創造』であり、定住促進につなげます。『新たな観光の核づくり事業』では、「大磯市」や「大磯うつわの日」、10年目を迎える「おおいそオープンガーデン」を盛り上げます。新規事業では、広い砂浜を活かした「ビーチスポーツ」の実施や町全体を美術館とする「アートウオークイベント」を支援し、大磯を知って頂く機会を増やします。加えて、「コーディネーター」を採用します。また、照ヶ﨑プールを改修し「(仮称)ポートハウスてるがさき」とし、年間を通じたビーチレジャーやサイクリングの拠点とします。更には、漁業組合を含む「大磯港賑わい交流施設」の整備を進めます。

●定住
少子高齢化や人口減少の課題解決に向け、昨年度、「地域再生計画策定」に向けた調査を行いました。その調査結果から、今年度は「空き家」を利用した高齢者や子育て世代の暮らしのサポートとなるモデル事業を実施します。

地方創生総合戦略の策定

坂田よう子
人口減少に歯止めをかけ、活力ある日本社会の維持を目的に「地方創生法」が成立しました。「地方創生法」への取り組みは、将来の大磯、未来への危機感を強く持ち、人口減少社会に立ち向かう、将に「未来」を輝かせるスタートであると考えます。「地方創生総合戦略」の策定方針を伺います。

町長
国では、「地方創生法」が成立し、人口減少社会に対し、将来にわたり活力ある日本社会を維持するための本格的な取り組みがスタートしました。市町村に対しても「地方創生総合戦略」の策定を求めており、「総合計画」や「地域再生事業」と連動し、「地方創生総合戦略」の策定を行います。

坂田よう子
大磯町の地域特性に即した戦略とは何であるか。率直に伺います。

町長
財政面においては、住民税や固定資産税などの町税収入が約50%と大きな割合を占めています。近年、人口は減少傾向に転じたと判断できます。人口減少は財政状況に直結する大きな課題です。
しかし、町には、歴史的町並みや豊かな自然環境、また、「大磯市」を始め、若い町民主体の地域づくりへの機運の盛り上がりがあります。未来に向けた定住促進のための地域資源が豊富にあります。
恵まれた自然や歴史・文化などの豊かな地域資源を活かした、暮らす人々が生き生きと活力ある地域づくりに取り組む決意です。

≪施政方針に対する総括質疑より抜粋≫

H27年度予算に対する 賛成討論

今予算は、中﨑町政2期目、今よりさらに輝ける町として、次世代に引き継ぐ「信念」を示すと施政方針で述べられました。予算委員会では、この「信念」が各事業に反映され、全職員が一丸となり事業執行に立ち向かう気概があるか検証しました。
「日本一住みたい町 大磯」の実現に向け、健康・子育て・観光・定住、4つの柱からなる「まちづくり」を戦略的なベクトルを持ち進めていく初動体制を確認しました。また、重点・新規・増額の各事業では、「日本一住みたい町 大磯」の実現を目的に、真に必要なものへの優先度や財源の集中配分がなされていました。
新年度は、特に、「地方創生」への戦略的な取り組みを遂行しなければなりません。
町では、既に「総合計画後期基本計画」の策定作業に着手しており、同時に「地域再生計画」への取り組みも進めています。更に、この「地方創生」への取り組みは、将来の大磯、未来への危機感を強く持ち、人口減少社会に立ち向かう、将に「未来」を輝かせるスタートともなりえます。
健康・子育て・定住促進を核にした「日本一住みたい町・大磯の創造」を実現し、「地方創生」は、大磯町がモデルケースであると言われるまでに、懸命に立ち向かうことを期待し、賛成と致します。

≪賛成討論より抜粋≫

湘南国際マラソン会場にて大磯町をピーアール

湘南国際マラソン会場にて大磯町をピーアール

これまでの歩み

平成11年7月
初当選 地方分権に、議会の重要性を訴え「キラッと光るまちづくり」を公約。大磯のグランドデザインを研究する「大磯まちづくり会議」を発足。

平成14年9月
歴史的建造物の保存活用に取り組む。(旧三井邸)「女性防火クラブ」設立。「大磯学童保育」小学校内設置。

平成15年7月
2期目当選
議会運営委員長 総務企画常任委員長
文化と自然が調和した活力ある大磯を次世代に手渡す「大磯ルネッサンス」を公約。

平成16年8月
「いそっこ海の教室」開催。大磯港再整備構想に取り組む。

平成17年12月
旧吉田邸保存を議会決議。
邸園文化圏再生構想に取り組む。

平成19年7月
3期目当選
福祉文教常任委員長 子育て支援・教育の充実「さらに、一歩進みます。」を公約。
「放課後子ども教室」開催を提案。

平成21年10月
大磯港再整備計画が本格起動。「めしや大磯港」開店を支援。
「大磯市」開催を構想。

平成22年3月
焼失後の旧吉田茂邸の再建運動に取り組む。(今年度、再建工事着工)

平成23年7月
4期目当選
子どもの将来に責任を持ちたいと想う「親としてのチャレンジ」を誓い、教育優先・子育て支援の充実を公約。
「おおいそオープンガーデン」に参加。

平成25年11月
「大磯市」が国土交通省より「全国地域づくり表彰」を受賞。
湘南マラソンに参加。

平成26年7月
「いそべぇ応援団」を結成。「湘南邸園文化祭」を支援。

子どもたちの未来への責任
子育て・教育・定住促進を核にした日本一住んでみたい大磯の創生

昨年、「消滅可能性自治体」報道が盛んに行われました。国では「地方創生法」が成立し、少子高齢化・人口減少社会に対し、将来にわたり活力ある日本社会を維持するための本格的な取り組みが始まりました。大磯町でも、地域特性を踏まえた「地方創生総合戦略」を策定し、若い世代の結婚・出産・子育てといったライフサイクルに合わせた「地域づくり」が必要不可欠です。そして、「交流人口の増加と定住人口の安定化」を強く推し進めなければなりません。

 町には、大規模な工場などの産業基盤はなく、財政面においては、住民税や固定資産税などの町税収入が約50%と大きな割合を占めています。近年、人口は減少傾向に転じました。町にとって、人口減少は財政状況に直結する大きな命題なのです。しかし、この町には、旧吉田邸を始めとする「邸園文化」の香る町並みや豊かな自然環境があります。また、「大磯市」を始め、若い人々が主体となる地域づくりへの機運があります。そして、この町に住んでいる人々が大磯を好きで、この町が元気になるために、今も様々な活動をしています。未来に向けた定住促進の地域資源が豊富にあるのです。恵まれた自然や歴史・文化、豊かな地域資源を活かし、ここに暮らす人々が生き生きとしあわせを感じるまちづくりを進めていきます。

私は、子育て・教育・定住促進を核にした「日本一住んでみたい 大磯の創生」に向け、戦略的なベクトルを持つ必要性を主張します。限られた財源と職員体制、真に必要なものへの優先や財源集中がなされなければなりません。将来の大磯、未来への危機感を強く持ち、少子高齢化・人口減少社会に立ち向かわなければなりません。  文化の香りと海の輝きを大切にし、ここに暮らす、私たちが創生するまちづくり、子どもたちの未来への責任があります。この大磯を皆さんと一緒に「日本一住んでみたい 大磯の創生」に向け、懸命に挑戦することをお約束致します。