足関節捻挫

捻挫を軽くみてはいけない

運動に付き物なのが、足関節捻挫ではないでしょうか。
足関節捻挫の治療法は、「RICE」が有効で有り、数週間の加療が必要だというのが一般的な考えです。骨折が無ければ、冷湿布は長くとも2日位で止めます。

痛いからと言っていつまでも冷やし続けるとかえって快復が遅れてしまいます。もしも通院している処でそれ以上冷やしていたならばそれは逆効果ですから、そこへの通院は止めた方がいいかもしれません。

又、足関節の腫れがひどい時には痛みが有っても3日を過ぎたら求心性にマッサージをする必要が有ります。
他には、固定の仕方ですが、足首は出来るだけ伸ばさない様にしてテーピングや包帯をした方が踵を付いて歩けるので良いでしょう。

しかし、出来るだけ安静にして歩かない方が治りが早いとされております。
*結論としては、一般的な手当法では治り難いという事になるでしょう。ですから、毎日とか1日おきに通院をさせるのだと思われます。


RICEの意味 
 Rest       安静
 Ice       アイシング
 Compression   圧迫・固定
 Elevation    挙上


当院の対応法

足首に捻挫を起こした当時(亜急性期)までは、当方での患部への施術は違法となりますので、整形外科や整骨院で通常行われている様な施術は行っておりません。

そこで、当方では捻挫を起こした直後でしたら、氣功療法にて入氣をしますが、ギプスや包帯の上から手の平を軽く触れるだけで数分間行います。

予定通りに効果が出る場合は氣功療法だけで痛みの殆どが無くなったり半減したりします。しかし、必ず予定通りとは行きませんので、その結果をみて下腿部や大腿部の筋肉と筋膜を施術します。

足根骨の僅かなズレ?!  ▼

ただ、足関節捻挫は、腫れと痛みが取れれば完治していると思われがちですが、そうとは限りません。
そして、かなり多くの人が足関節捻挫を繰り返していると「捻挫癖」になってしまいますが「これは仕方のない事だ」と諦めている人が大半なのではないでしょうか。

それらの人の中には「靱帯がゆるんでいる為に起こる」とか「靭帯が断裂している」「筋肉が衰えている」という考えが有りますが、私は必ずしもそうとは考えておらず「足根骨の一部が僅かにズレ」ている(レントゲンでは判別出来ない状態)事で、その為に「一部の靱帯が常に張った状態」でいる事により、足首を少しひねっただけで再発すると考えています。

上記の様な足関節捻挫の人には、ズレている骨を矯正する事で、たとえ数年前の捻挫の後遺症でもかなり簡単に改善してしまいます。
此の手法はかなり難しいのですが適切に行えば、足関節捻挫をした直後で、足をついて歩けない程痛んでいる人でも、腫れがひどくなる前で、骨折等が無ければ楽に歩ける程になる事も有り得ると言えます。(実際には行っていません)

 

巷では、捻挫癖の予防法としては筋力の強化等を薦めていますが、それは骨のズレが有れば矯正してからでないと、捻挫癖の予防には何の意味も無いというよりも、かえって捻挫癖を助長させかねません。
ですから、捻挫癖の有る人は先ずその要因を解消する必要が有ります。
必ずとは言えないまでも、一回の施術だけでもその場で効果を実感できる可能性は高いです。
当方でのコツのズレに対しての矯正は「亜急性期」を過ぎた人のみに行います。

足関節捻挫を甘く見てはいけません。足首の歪みが膝痛や腰痛、更には腰椎から頸椎にまでも悪影響を与える事が少なからず有る事を忘れないでいて欲しいのです。


捻挫を起こしやすいスポーツの例

サッカー・バレーボール・柔道・野球・体操競技・バスケットボール・ハンドボール・スキー等。

よくプロスポーツ選手が、「捻挫をしたので暫くの間出場出来ない」と言っていますが、この施術法を活用すれば快復期間がかなり短くなる可能性は大いにあります。

2年後に結果報告を得た事例  ▼

地元地域の中学校女子バレーボールの試合が有り、その際に孫娘の応援で会場に居たところ、他のチームの生徒(顔見知りでは無い)が両松葉杖を使っているので、話を聞いたところ昨日練習中に捻挫をしてしまったとの事でした。

そこで、本人の了解を得てギプスの上から3分間ほど気功治療をしました。ですが、その時には「少し痛みが楽になったような気がします」という回答でしたので、その後どうなったのか気にしていませんでした。

そして、2年後に同校の応援の為に行っていたというご父兄が腰痛への施術を受けに訪れました。

そして当院に訪れた理由を話し出したのです。

その理由は、2年前に気功療法を受けた自校の生徒が、試合後の帰宅する時には松葉杖を使わずに普通に歩いて帰り、その後、体育の授業は一回休んだものの完全に治ってしまったという事で、その当時は生徒や父兄の間で当方の事が話題に上り、体調が悪くなったら訪れようと心掛けていたとの事でした。

此は希な事例だとも言えますが、当方としては思いも寄らない朗報でした。


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