素人さんの家庭菜園季節の野菜

農薬について考える

家庭菜園で野菜を作ろうとされている多くの方が、無農薬、低農薬で野菜を育てようと考えるのではないかと思います。実際、私も農薬は使用していません。ここで、まったくもって個人的な観点ですが、農薬についての考えを記載いたします。

まず農薬とは何か、
「ウィキペディア (Wikipedia) フリー百科事典」の「農薬」項目から引用しました。( 2012.7.15.19:40時点)
「農薬(のうやく、英語:pesticide)とは、農業の効率化、あるいは農作物の保存に使用される薬剤の総称。殺菌剤、防黴剤(ぼうばいざい)、殺虫剤、除草剤、殺鼠剤(さっそざい)、植物成長調整剤(通称植調:植物ホルモン剤など)等をいう」
通常農薬といってイメージするのは、化学的な薬品なのですが、広い意味では竹酢や木酢なども農薬になるのです。殺菌、防虫になれば植物性でも農薬。ただし、ここでは化学薬品的な農薬をベースとして、私の考えていることを語ってみます。

農薬ってイメージ悪いですよね。虫を殺す薬剤が人間に安全であるというイメージないですよね。しかし菜園で野菜を作っていると、どうしてもアブラムシにやられたり、ウィルス等による病気にかかったりします。そんな時周りの半プロフェッショナルのおじさま達から○○(何かの薬品名)をかければいいよ。と気軽に教えてくださいます。人間だって、病気になったら薬のみますよね。

しかし、やはり農薬は使いたくないのです。もちろん自然の状態で野菜を育てたいという思いが主軸なのですが、その他に、素人が農薬を扱うことへの怖さがあるからです。プロ、農家の方々は当然農薬の使い方を熟知されていて、出荷のときに(たぶん)残留農薬とかの検査を受けている、もしくは調べることの出来る環境が整っているので、一定の安全は確保されているからです(確保されていない、かもしれないですが、一応信信頼しています)。農薬を使う量も、タイミングも何も 知らない素人の私が、一般ホームセンターで売っているような初心者向けの農薬でも未知なる不安があり、使ったが為に心理的に作った野菜を食べることが出来なくなる予感がします。

先ほど例えた、「病気になったら薬を飲む」にしても「用法、用量を正しく守って服用ください」が基本ですよね。それも年齢(体の大きさ)によって、量がかわったりしますよね。それと同じだと思っているからです。間違ったら大変な農薬をわざわざ苦労して調べて、どきどきしながら使用するくらいなら、多少病害虫にやられても確実に安心と思える物を食したいから農薬を使わないのです。ただし、最近は趣味の農園の方が無農薬で栽培する結果、野菜のウィルスが蔓延し、プロの農家の方に被害を与えることもあるとのこと。これも病気と同じですよね。インフルエンザに罹った時に、自分は大丈夫だからと学校や会社に出てこられると周りが大迷惑というイメージでしょうか。周囲の環境や状況、地域のルールなども気に留めておく必要があると思います。

なお、その他に私が農薬を使わない理由。非常に現実的なのですが、そこまで家庭菜園で作る野菜に費用をかけたくないから。です。自分で野菜を作るのは野菜の種類にもよりますが、必ずしもコストパフォーマンスが良い物ばかりではありません。買った方が安いなんてことになるもの何かちょっと悲しいではないですか。

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