大量収穫野菜のレシピ
レシピというよりは、大量収穫の夏野菜をどうするか。家庭菜園で有機無農薬で作った野菜は市販されている野菜よりは若干日持ちがする傾向です。それでも冬と異なり酷暑の夏場冷蔵庫はすぐいっぱいになりますし、どんどん萎びてゆきます。
ミニトマトは加熱して美味しい
ミニトマトはたくさん穫れます。生のままだけではなく、加熱調理すると一気に消費することが出来ます。大きいトマトと違って、半分に切るだけなので、中身のゼリー状のもので、まな板をあまり汚さないのも嬉しい。熱したトマトの皮が嫌いな人には手間になるので向かないかも。
- 卵と炒める
→半分に切ったトマトを炒めて、卵でとじる - パスタの具
→ペペロンチーノベースで、夏野菜でとれる、ナスやインゲンと一緒に半分に切ったミニトマトを加えるのも美味しい。最後にあえるように入れて半生でも美味 - カレーに入れる
→トマトベースのカレー(ハヤシでも可)も酸味がとてもおいしい
インゲン、エダマメはとにかく冷凍保存
収穫した野菜はなるべく早く処理して冷凍保存。これは便利。いつでも野菜が使えるようになるので冷凍できる野菜は自家製冷凍食品とします。
- インゲン
→サイズ別に分けた後、ヘタを取って茹で、あら熱がとれたらフリーザパックで冷凍庫に。調理するときはそのまま加熱するだけなので、付け合わせが欲しいときにもとても便利。カレーに加えたり、炒めて卵でとじたり、パスタの具にしたり。インゲンは重宝な野菜です - エダマメ
→茹でた後、さやから実を出してマメの状態にして冷凍保存します。インゲンと同じに、プラスαの野菜として和洋中何に混ぜても美味しくいただけます
巨大キュウリに大量収穫のキュウリ
巨大化してしまったオバケキュウリに大量に収穫されたキュウリ。サラダにするにしても生では食べきれないのがキュウリ。熱して食すか、塩漬けして(キュウリのQちゃん)食べます。お漬け物にすると保存も効く上、夏の塩分補給になります。レシピは経験則からの分量ですので、アレンジをそれぞれで楽しんで食していただければと思います。
巨大キュウリを美味しく食べる
巨大化してしまったオバケキュウリは冬瓜と同じように調理すると美味しいです。干しエビもしくはひき肉などと一緒に冬瓜風あんかけ。ショウガを利かすと、冷やして食べても美味しい逸品になります。ただし巨大キュウリをそのまま切って、冬瓜と同じにしてもあまり美味しくありません。コツがあります。
- キュウリの皮は剥く
→外側のキュウリの皮はピーラーなどで取り除くことが美味しさのポイント。完全除去したほうが青臭さがなくなって美味しいです。 - キュウリの種は取る
→巨大化したキュウリは縦半分に切り、真ん中の種部分はスプーンなどで取り除きます。種の口当たりもあまり良くないので、これを取り除くこともポイント
大量キュウリを漬け物に
基本は塩漬け。そこから奈良漬けや、梅酢付けなどお好みに合わせてアレンジが出来ます。
- まずは洗って切る
→大量のキュウリ(写真はちょっと太め10本程度)を漬け物の容器の都合で半分程度に切り落とします - そして熱湯消毒
→塩漬けするとはいえ、夏場なのでぐらぐら煮立ったお湯にさっと(10秒くらい)潜らせて熱湯消毒します。煮すぎるとキュウリが茹だってしまうので、あくまで表面を熱湯消毒する程度にとどめるようご注意ください。 - 塩漬け
→キュウリの総重量の5%程度の塩をまぶして容器に入れます。塩加減が難しいのですが、漬け直しの際に塩を追加するのでその分を考慮してちょっと少なめです。塩を多めにしておくと長期間保存が出来るようになります。ショウガやコンブ、トウガラシなどの薬味を一緒に漬けてもOK - しっかり重し
→キュウリ1本に1キロくらいの重さのつもりでガンガンに重しをかけます。キュウリがペッタンコになる位にとにかく重しをかけます。冷蔵庫とかに入れません。室内でそのまま漬け込みます。漬け容器の下にタオルとかを曵いておくと、万が一出てきた水が溢れても被害が拡大しないで済みます。 - 漬け直し
→3日ほどすると、キュウリは水分が多いので水がザブザブ出てきます。そのときに水を捨て、新たに2.5%程度の塩を追加して同じ重さをし、再び漬けます。キュウリの太さによりますが2〜3回くらい繰り返します。塩と重さで漬け込むイメージです。白いカビのような泡が立つこともありますが、発酵の何からしく大丈夫なのだそうです。付け替えのときに水と一緒に捨てます。 - 十分に小さくなったら出来上がり
→漬け終われば冷蔵庫に保存します。塩辛すぎたら水にさらして塩抜きして食べます - アレンジ
→仕上がった物を奈良漬けのミソ?にまぶして漬けたり、梅酢に漬け込んだりしておくと味のアレンジが出来ますよ
ダイコンは切り干しダイコンに
冬のダイコンは畑で植えながら保存状態で、食べながら収穫でも十分です。しかし、さすがに2月をすぎると味も落ちつつ当然春までは持ちません。そんなときは1月2月の寒中に切り干しダイコンを作ります。作り方は簡単。切って干すだけ。
切り干しダイコンの作り方
- ダイコンを切る
→皮は付いていても大丈夫。この切る作業が一番大変。乾燥させるとだいぶ小さくなるので厚さ5mmの短冊くらいで大丈夫です。スライサーを使ってしまうと仕上がったときに小さくなりすぎます - ダイコンを干す
→ザルやカゴに広げて並べて干す。関東では乾燥した日々が続いていれば傷むことはありません。夜は室内に入れています。雨に当たらないようにお天気だけ注意してください。風で跳ばされたと思うくらいに嵩(ボリューム)がなくなります。写真は4日後ですがもう1〜2日干してカラッカラにします
→4日後 - 仕上がったダイコンを保存
→ジップロックや瓶など密閉する容器に入れて保存します。市販の書籍や、ネットでの切り干しダイコンの作り方では、1〜3ヶ月で食べる用に、とあるのですが1年くらい大丈夫だったりします。
バジルも干して乾燥バジルに
香味野菜のバジルも畑に種をまいてしまうと大量に出来ます。これもダイコンと同じくひたすら干して乾燥バジルを作成。いつでも手軽に使えるようになり、市販のピザや、パスタにちょっと振りかけるだけで香りが全然違います。
乾燥バジルの作り方
- バジルを干す
→洗ったバジルの葉っぱを最初からちぎっておいて、ザルに並べても良し。大量になると、写真のように枝ごと洗濯干しに吊るして乾かします。 - 乾いたら保管
→葉の部分だけを集めて瓶等にいれて保管。乾燥剤を入れておくとなおよいです。葉っぱは好みに応じてもみほぐして細かくしておいても良いでしょう。