素人さんの家庭菜園季節の野菜

日本の田畑の風景

たとえば、田んぼや畑の土手に咲くヒガンバナ、コスモス。しっくりくるな〜と思うような風景ですが、農家の方々にとっては意味のあることだったのですね。

ヒガンバナは元々、飢饉のときの食料として畑に植えられたそうです。生きるのがピンチの食料危機の時、時球根から毒を抜く方法があり、それを食べていたそうです。たしかに、ヒガンバナは冷夏、猛暑にあまり影響を受けずにお彼岸に咲きますね(日の長さを見て咲く)。そして、そのヒガンバナ(ヒガンバナ科)の球根の毒はモグラよけに効果があるとのこと。なるほど!!飢饉のときの食料だけだったら他にも色々ありそうですが、モグラよけになる植物はそうそうないかもしれない。
コスモスも、天敵となる虫を呼び寄せるコンパニオンプランツになるそうです。私の畑にも、借り受けたときからコスモスは咲いており、コンパニオンプランツの効果等全く知らずに、あ〜きれいだから残しておこうか〜と残っています。こんな意味があったとは。

昔からなんとなく続いている風景や、所々にのこされた風景には、知恵がいっぱい潜んでいるのですね。柿の木も畑でしばしば見かけます。柿も捨てるところが無いと言われるくらい有効活用できる植物です。昔は柿渋を取っていたりしたのだろうな〜。柿渋がとれるのは渋柿だから実を食べる為に干し柿ができたのかな〜。
昔からの畑の周りに植わっている植物にはきっと、「きれいだな〜」以外の効果があるのだと最近思います。

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