素人さんの家庭菜園季節の野菜

人それぞれの栽培方法

家庭菜園に関する書籍や、NHKやさいの時間の番組を見ていると、野菜の育て方、栽培方法が人それぞれ違って、いろいろあるのです。そのため、NHKなどは、紹介してくださる先生の名前を採って「○○流の育て方」という紹介の仕方をしています。
ダイコンの間引きを1回でOKだったり、2回間引きしたり。種の播き方も筋播きだったり、点播きだったり。当然プロフェッショナルな方の紹介なので、どれも間違いではないと思います。しかし、素人が野菜を作るにおいて、色々な方法を言われると混乱しますよね。何が一番良いのかわからない!と思います。ただし、当然どれも良い方法なのです。

自分の(菜園)にあった栽培方法

いろいろある栽培方法でどの方法を選ぶかご参考です。

  1. 栽培方法の紹介者のコンセプトを知る
    栽培方法を紹介している先生(講師、筆者)のコンセプト、どういうスタンスで野菜の栽培方法を紹介しているのかをまず知ります。本格農家向け、趣味だが本格的な家庭菜園向け、趣味で片手間での家庭菜園向け、プランター向け、等どういった人を対象とした栽培方法をなのかを知ることです。自分の菜園の状態にあっている栽培方法を選択するとはずれがありません。
  2. とりあえず、どれか一つの方法に絞って栽培する
    栽培方法のコンセプトが大体あってるな〜と思うやり方を選びます。このときに、あれもこれもと色々な方法を試すより、一つの方法を選んで実行することが大事です。それぞれの栽培方法は一つの流れで意味をなす方法で紹介されていますので、混ぜこぜにすると一貫性がなくなった結果になってしまうからです。
  3. 育ち方を観察する
    一つの方法でどうなるかを観察してゆきます。成功していれば何も問題は無いのですが、失敗した場合、何が悪そうなのかを考えます。例えば、虫が発生した→野菜の間隔が密集しすぎているのかも。枯れた→栄養が不足かも、間引きや芽かきをやり過ぎかも。などなど、近所に畑があればその状態と見比べても良いですし、自分勝手な想像で良いのです。とにかく原因かもと思われることをピックアップします。
  4. ダメだったら他の方法を試してみる
    上記でダメだった方法を回避する栽培方法を次のときに試してみます。野菜の育ち方だけではなく、忙しさにおいて手入れが出来ないようであればそれも一つの問題としてとらえて、簡単な栽培方法にかえてみることも良いでしょう。

いずれにしても、市場に出回っている書籍やTVなどの情報に大きな間違いはありません。インターネットでも、農協や種苗メーカーが掲載している栽培方法も間違いはありません。ただし、(自分で書くのもなんなのですが)このHPを含め、素人さんのインターネットでの栽培方法は参考程度にしておく方が無難です。なぜなら、それぞれの土地の特性や天気などの環境が限定されている状態での栽培結果であり、全国に適用する研究された方法ではないからです。
あと、非常に強力なアドバイスは、土地の農家の助言です。特に、お年寄りで以前は農家だったけれど、今は自宅で食べる分しか作っていないよ、といった方の助言は抜群。なぜならその土地の特性や環境を知っており、蓄積された長年の経験情報は半端無く有益だからです。これらの助言の欠点があるとすれば、受け取り側に基本的な栽培方法が備わっていないと、ポイントだけの助言では対応が出来なかったりすることくらいでしょうか。畑周辺の皆様にはお天気の会話から入ってちょっとずつ珠玉の栽培方法を教えてもらうのもおすすめです。

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