志望動機のコツ・ポイント
結論→結論の理由→確認・締めとしての結論。これだけ。大切なのは、2番目の理由で終わらせないこと。しっかりと最後に目標を述べることが合格への近道です。
■「なぜ入学したいか」ではなく「入学して何をしたいか」と考える
みなさんの当面の目標は「大学合格」かもしれませんが、大学側にとってみれば「大学に入ったら何もしない」では困ってしまいます。大学側が知りたいのはあくまでも「大学に入ってから何を達成したいのか」ということです。
■深く、狭く、正直に
興味のないことや嘘は、すぐに見抜かれます。面接の時間は限られているのですから、 たくさんのことを言う必要はありません。それよりも密度が大切です。ですから、 自分のやりたいこと、得意な分野だけで深く深く追求し、それを訴えてください。
大学は研究する場所です。勉強する場所ではありません。高校生までは、色々な教科の成績を気にしなくてはなりませんが、大学の目標はひとつのことを追求し、目標を達成することです。(ある程度の成績を確保しないよ卒業できませんが・・・)
■具体的に
「深く、狭く」となると、必然的に、具体的な内容を離すことが求められてきます。 「国語の教師になりたい。」「簿記の勉強をしたい」などのように、表面的なことだけを伝えても あなたの意思は伝わりません。表面でしか話せないということは、「きちんと分かっていない」「何も見えていない」と言っているようなものですからね。
たとえば経済学には、国際経済・日本経済・そのほかの国の経済(アメリカ経済など)・地域経済・家庭経済など様々な範囲があります。また、経済を動向を分析する手法を学びたいのか、それとも何か新しいものを創りだすことを学ぶのかなど、やはり色々な領域があります。
ですので、志望動機では「小売サービス業の経済と家庭経済の関連性を見たい」など、より具体的な目的・目標が求められます。(ここまで細かい必要はありません。あくまでも高校生のみなさんが把握できるレベルで結構です)
あなたはどんな国語教師になりたいですか?ただ「仕事ができるようになりたい」程度では、合格は程遠いです。国語のどんな部分を伝えたいなどの目標はありますか?何か深く追求したい分野などはありませんか?
自分の目標に対して、5W1Hで問いかけてみれば、より深く、より本質的な目標が見えてくるはずです。頑張ってくださいね。
■何を学びたいかだけではダメ。なぜその大学を選んだのか?
ここまで触れてきた内容は「何を学びたいか」ということでした。 でも、おそらくみなさんの頭の中に思い浮かぶ内容は、「絶対に△△大学でなければ勉強できない」という内容ではないと思います。 これは誰が考えても同じです。
世の中には、同じ学部・学科を持つ大学がたくさんあります。その中で、△△大学を受験するんですから、やはり理由があるのでしょう。
■意思を伝えるための大学志望理由について
○大学への志望動機はパンフレットに載っている
同じ学部をもつ大学3校くらいの教育理念を比較すれば、その大学の武器が見えてきます。理念は必ずパンフに大きく掲載されているので、しっかりチェックしましょう。リクルート進学ネットでは、大半の大学資料を無料で請求できますので比較用パンフの請求などに活用すると良いでしょう。(ごく一部ですが有料もあります)