難しいなと思うこと
肥料の与え方
家庭菜園をやってきて、いつも難しい、未だによくわからないのが、肥料の与え方です。私の畑は正直ちょっと栄養不足。ただ家は少人数の家庭なので、出来上がる野菜はちょっと小振りな方がよいのです。使い切りのサイズのタマネギとかジャガイモとかその方が便利。という具合なので栄養豊富で大きな収穫を特に望んでいないのも事実です。肥料の与え方に付いて、考えていることをご紹介します。
化成肥料は使わないのです
化成肥料は即効性がありますが、めったに使いません。きちんと使用量を量って適切に使えば良いのかもしれませんが、貴重な休日を家庭菜園以外にも楽しみを享受する場合、そこまでのこだわりを野菜作りに持たなかっと言えます。00m2あたり、0gというのがちょっと面倒。特に面積の感覚(長さの直観)が大の苦手。もちろん、せっかく自分でつくるので有機で育てたいですし、その方がおいしいです。 化成肥料は大きく育ちますが、虫が多くつくとか、土が堅くなるとか、よろしくない巷の情報もあります。人間に置き換えたとすると、きちんとした食事(有機)で栄養を取るか、サプリメントや栄養ドリンク(化成)で栄養をとるかと言うことになるのでしょうか?(個人的なイメージです)。化成肥料もきちんと調べて適切な量をあげれば良い物が出来るのかもしれません。しかし、そこまで労力をかけるのが面倒なので、有機なら多く与えすぎても大丈夫だろう、と思って使っています。 有機の欠点は即効性がないこと。今ここで栄養が足りない!としてもすぐには効かないので実りのタイミングに合わないことを念頭に入れておいてください。
根元に肥料をあげる。
肥料は原則植える野菜の根元に与えてます。苗であれば植える場所を掘ったときにその下に仕込んで植えます。種まきの場合は植える場所の表面に肥料をまいて混ぜ合わせてから種をまきます。化成肥料だと、根に近すぎるとよろしくないですが、有機系だと大丈夫なのでしょう。この方法でダメになったことがありません。とはいえ、多少は気を使っており、肥料の直上に苗を植えたり種をまいたりはしていないです。軽く土をかけたり混ぜたりしていますよ。ただし、ナスなど離れたところに肥料をまくほうがよいものもあるそうです。そのほうが根を伸ばして水の吸い上げさせる範囲が広がるとのこと。 追肥のときも同じで、根元ちかくに与えます。追肥のときのポイントは表面に撒くのではなく、土の中に埋めます。
全体に肥料をまく
サツマイモ、地這キュウリといった、広がって行く(茎が伸びた先から根が出る)野菜については、根元がどこになるかその内分からなくなるので全体に肥料をまきます。あと、酸性に傾いた土を中和させる為に撒く苦土石灰も全体に撒いています。
堆肥モドキ
本当の堆肥は、落ち葉やワラなどの植物系の素材を発酵させてつくるものです。私の畑で出来ているのはむしり取った雑草や終わった野菜を片付けた物を山積みし、それが時間が経って勝手に土になった物をフルイにかけて使っています。欠点は雑草の種が再び撒かれ発芽すること。ラッキーなのは野菜の種が発芽してくること。昔はたき火が出来たので乾燥した物をパアッと燃やして草木灰にしていたのですが、昨今はそれも難しくこういった結果になっています。ただいま、山積みの草に米ぬかを混ぜながら切り返し(ひっくり返す)をして、もっと質の良い堆肥が出来ないかと検討中です。
いろいろ考えてはいますが、やはり肥料が一番難しいです。肥料を与えすぎても野菜はうまく育たないといわれます。
3大栄養素といわれるのが、葉っぱ系に効く「チッソ」(油かす)、果菜系に効く「リン」(骨粉)、根菜類に効く「カリ」(草木灰)です。(カッコ)の中は一応それらの要素が多く含まれるとされる肥料です。
このことを念頭に何となく調整はしますが、基本は「牛糞」+「油かす」と「苦土石灰」これをベース肥料として使っています。最近(2012年)夏野菜には「米ぬか」を油かすの代わりに使い、「骨粉」を買ってちょっと肥料に混ぜてみていました。
何が良いというのは未だに分からないのが正直なところです。ただ、そんなやり方でも結構おいしく程よいサイズの野菜が収穫できているのも事実です。