素人さんの家庭菜園季節の野菜

コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツ無農薬、低農薬で育てたい家庭菜園をするにあたり、よく耳にするのがコンパニオンプランツです。
コンパニオンプランツとは、野菜やハーブなど、隣り合わせて育てることにより病害虫の被害を少なくさせる、組み合わせ。といった感じでしょうか。組み合わせもいろいろあります。組み合わせがわかりやすく、まとめられて掲載されている書籍やHPにまだ出会えてないのですが、書籍でも、ネットでも検索するとたくさん出てきます。

経験上コンパニオンプランツの効果

結論からいえば、結構有益。特に虫除けに効果があります。家庭菜園をするにあたって実践して損はない方法です。その効果に最初に気づいたのはニンジンを育てているときです。1番最初にニンジンを育てた時虫が付かなかったのです。ニンジンは思ったほど虫が付かないと次のときもニンジンをつくったら...あれ??アゲハチョウのグロテスクな緑の幼虫が....。何が違うか、最初のニンジンを育てた場所が隣の畑との境。そしてお隣さんでは菊を垣根のようにしていました。2回目は菜園の真ん中あたり。これはひょっとしてコンパニオンプランツの効果かもしれないと思い、3回目はニンジンの隣にサニーレタス(キク科)を育てたところ、アゲハチョウがこないのですよ。
コンパニオンプランツ、結構有効です。菜園で野菜を育てるときに、同じ科(種類)の野菜を辺り一面に広げて育てると、やはり虫が近寄りやすいし、病気も蔓延しやすいのでしょう。そこで、様々な種類を混稙させてそだてるのが効果的のようです。家庭菜園で作る野菜を科(種類)で分けると大体こんな感じです。

  • アブラナ科(ダイコン、キャベツ、ブロッコリー、コマツナ、チンゲンサイ)
  • セリ科(ニンジン、ミツバ)
  • キク科(レタス類、シュンギク)
  • ネギ科(ユリ科)(ニラ、タマネギ、長ネギ)
  • ナス科(ジャガイモ、トマト、ナス、ピーマン)
  • ウリ科(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ)

有効とされるコンパニオンプランツとしての組み合わせ

コンパニオンプランツ

  • アブラナ科×セリ科
  • アブラナ科×キク科
  • セリ科×キク科
  • ナス科×ネギ科
  • ウリ科×ネギ科
野菜を育てるときに、同じ科の野菜を続けて育てるのではなく、交互にするとより良いということです。つまり、サニーレタス ニンジン ダイコン ニラ キュウリ と並べて一列にするとかです。
実際はここまできれいに並べるのは難しいですが、とくに蝶類の虫の被害が懸念される野菜には最初から計画して隣り合わせに育てるのが一番だと思います。あと、トマトやナス、キュウリなどは、苗を植える時ニラや、アサツキ(細ネギ)を2〜3本、苗にくっつけるようにして(ポリポットから苗を引き抜きそこにくっつけて)植えます。その場合は一緒に植えるコンパニオンプランツは食べる目的というよりは、最初から虫除けの目的にしています。

  • ナスタチウム(キンレンカ)×蟻
  • ここ2〜3年蟻の巣が畑に出来て困っておりました。蟻の巣コロリ的なものを食用の畑に播くのも気が引けて、熱湯を注いだりしたが効果が薄く。そこで、ナスタチウムが蟻よけのコンパニオンプランツとして有効と本で読みました。さっそく2014年の畑で試してみる。まずまずの効果があります。植わっていない所には蟻の巣があるのですが、昨年と比べて規模が小さくなっているような。今後も畑に増やしていきたいと思っています。

コンパニオンプランツを意識した植え替えの様子

コンパニオンプランツ コンパニオンプランツ←この扱い!
春一番に播くミックスレタスのタネ。発芽してある程度育ってきた5月頃に間引きしつつキャベツの合間に植え替えます。リーフレタス類は結構強いので、おおざっぱな植え替えでも水上がりが良ければそれなりに根付きます。ミックスレタスは沢山出来るので、植え替えに失敗したら植え直すくらいの体勢で対応できます。それでもこの時期のキャベツには防虫ネットは欠かせません。

コンパニオンプランツの逆効果

コンパニオンプランツとして相性の悪い組み合わせもあるそうです。NGな組み合わせがあることは最近知ったのですが、確かに過去、 ジャガイモ畑の隣にキャベツを植えた時、境のジャガイモが元気なく育ちました。私の知る限りでNGな野菜の組み合わせは以下の通り。

  • ジャガイモ×キャベツ
  • ジャガイモ×ショウガ
  • ダイコン×長ネギ
  • 豆類×ネギ類
隣り合わせの植え付けコンパニオンプランツ・混稙では無く、後作でNGという組み合わせもあります。調べていてあれ?と思ったことは、ショウガとサトイモはコンパニオンプランツとしてよいとされる組み合わせ(乾燥を嫌うショウガがサトイモの影になりよい)なのに、後作はNG?。ネットで調べても両論有るようです。いずれにしても植える時期が一緒なので、後作にはなり難いことと、翌年は場所を変えて植え付けをするので問題ないと勝手に判断しています。
  • ジャガイモの後のエンドウ
  • エンドウの後のホウレンソウ
  • ホウレンソウの後のキュウリ
  • サトイモの後のショウガ

↑このページのTOPに戻る
→次の項目に進む