素人さんの家庭菜園季節の野菜

労力のかからない作物 ラッカセイ

本格的な育て方についてはプロフェッショナルの書籍リンクページの種苗メーカ、農協のサイトなど、プロフェッショナルの皆様の情報を基本にしてください。ここでは私Hanakoの経験値に基づく方法や結果などをご紹介いたします。邪道だったりその育て方でうまくいったのではなく、たまたま何かの条件が良くてうまく育った場合もありますのでご了承ください。

ラッカセイ育てる

ラッカセイは育てること自体は難しくありません(注:私の住む地域においてラッカセイは名産のひとつなので、そもそも育てやすいのかも)。他のマメ科と違って、地中に実が出来るので虫の被害等はあまり多くありません。ただし、収穫後乾燥させて煎ったりするので収穫後、調理するまでの手間がかかります。掘りたてを茹でて食べたら手間は掛かりません。

  1. 5月中旬〜下旬 庭のポットに種まき
    →種をまきます。1ポットに2〜3粒播きます。ラッカセイはさやに2〜3粒の実がなるので、植え付けるときもこの数を一所に播くのが良いでしょう。

  2.  
  3. 6月上旬 畑に移植
    →畑に移植。移植する場所のポイントは、よく耕して、畝幅も株間もたっぷり(40cm位)取ります。ラッカセイは思った以上に最後成長して幅を広げ、地中に実が出来るのでそれを想定して場所を確保します。本葉が2枚くらい出たあたりで、畑に植え替えをします。ポットの芽が2本くらいであれば2本そのまま植えます。3本立派に育っていたら、2本と1本に分けて、植えます。
  4. 7月 土寄せ
    →花が咲き始めた頃に土寄せをします。ラッカセイは花から地中に子房柄と呼ばれる物をのばして実が出来るので土寄せします。
  5. 10月 収穫
    →ラッカセイは花が咲いてから90日後位が収穫の目安と言われています。なにぶん実は地中の中なので様子が分からないのが難しいところ。様子を見て、1本、また1本と試し堀をするのが一番確実です。また、この頃、カラスの被害が出ることがあります。地中なのにカラスはほじってラッカセイを食べるのですね。対策としては、カラスは足に絡まる物が嫌いと言われている為、網などを上にかぶせておくのが良いです。防虫ネット等で上に覆うのも効果的です。
    収穫後は以下の食べ方によって、2パターンの対応をします。
    収穫直後に茹でて食べるならば良いのですが、煎りラッカセイを作るのであれば乾燥させます。

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ラッカセイの食べ方

収穫したラッカセイの最もシンプルな「茹でて食べる」「煎って食べる」の2パターンをご紹介します。

茹でて食べる

収穫したラッカセイの実をすぐさま茹でて食べる食べ方です。殻の編み目がハッキリしていない未熟な実も食べることが出来ます。

  1. 塩分の濃度を2〜3%にしたお湯を沸かします。(水1リットルに25gくらいの塩)
  2. 殻ごとのラッカセイを30〜40分位茹でます。たまに茹で具合を見て、なんかシャリシャリしていたらまだです。茹で上がりはモッチリした歯ごたえのようなのがある感じになります。
  3. 茹だったラッカセイはあまり日持ちしませんのですぐに食べます
■茹でラッカセイの保存方法■
ズバリ冷凍です。殻ごと保存袋等に入れて冷凍庫で凍らせます。食べるときはある程度自然解凍させてから、最後にさっとお湯にくぐらせると未解凍の部分も無くなり美味しく頂けます。

煎りラッカセイの作り方

煎りラッカセイはちょっと時間がかかります。
煎りラッカセイの為の収穫後の処理 収穫したラッカセイを苗ごと乾燥させます。畑に広げて乾燥させても良いのですが、場所に寄ってはカラスのエサになってしまう為、私は自宅に持ち帰り軒下にひっくり返して吊るしておきます。
半月位して、ラッカセイの実を振るとカラカラと音がします。この時点で第二の収穫。ラッカセイの殻を割って実を取り出します。(※殻ごとでも煎りラッカセイは出来ますが、全体ボリュームを圧縮させる目的と立派な実だけを選別する為に殻を割って実を取り出しています)

  1. 実を煎ります。フライパンでも良いのですが、我が家にほうじ器があるのでこれを利用します
  2. ごくごく弱火で、20〜30分こげないようにつきっきりで煎ります。煎るとマメが若干膨らむ感じがします
  3. 味見して、しんなりした感じがなくなれば完成。ほうじ器は余熱も十分なので、煎りすぎないように注意します
  4. 煎り上がったラッカセイはカンやタッパーなどの密閉容器に乾燥剤とともに保管します
  

煎りラッカセイの場合、塩などの味は付けません。ラッカセイの味が濃厚なのでただ煎るだけで十分美味しく頂けます。ちなみに、煎りすぎたラッカセイはなぜか豆まきの大豆のような味になりました

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