素人さんの家庭菜園季節の野菜

試してみる、日照り続きの種まき

2014年の神奈川西部の8月。日本の各地で大雨の災害多発にも関わらず、20以上に渡り一滴の雨も降らない状況が続いていました。ニンジンの種まきは8月お盆の頃が目安。だが、畑はカラッからの砂漠状態で通常の水やり程度では種まきが困難な状況。土にあまりに保水力がありません。そこで頑張って水を播いて種まきをしました。一旦たっぷり灌水させてから種をまきます。

1~2週間前―種まきの場所づくり―

土埃を立てながらも掘り起こし、肥料を混ぜ込んでおきます。肥料を混ぜ込んでも、土に湿気が無いので栄養が全体に回らない感じではありますが、とにかく混ぜて畝を作っておきます。

1日目―たっぷりと水やり―

乾いた土 乾いた土
さらさらと土が舞うカラッカラッからに乾燥した状態のスペースおよそ40cm×5m。ニンジンはいつもフルイにかけて耕しますが、この年は土埃が立ちすぎるのと、水に体力を使うので省略。耕した土も固まりを手でつぶすと粉々に砕ける状態です。ニンジンなので出来るだけ細かく耕しておきます。
畝を作ったこの、およそ40cm×5mにたっぷり20リットルの水を播きます。水だけです。ジョウロで何度も行き来して水を播きます。一度に勢い良く水を注ぐと、畝以外に水が流れ込んで勿体ないので数回に分けて水まきします。カラカラなので、ぐいぐい水を吸い込みます。
水を播いた土 水を播いた土

2日目―わざと放置します―

2日目、畑はわざと何もしません。播いた水が蒸発して、表面が乾くのを待ちます。酷暑なので、1日何もしなければ表面がカラカラになります。夕方以降に、翌日種まきをする為にニンジンの種を水に漬けておきます。種にも事前にしっかりと水を含ませておきます。

3日目―畝の準備と種まき―

固まった土 固まった土
カラカラに乾燥させた後、大量の水をやり(強い雨の場合も同様カラッ)その後またお日様がカンカン照りつけると土の表面にひび割れが起こり、堅く固まっています。この状態をほぐさないと、種の発芽に影響が生じます。その為に前日はわざと放置して、土の表面を乾かしたのです。
表面の固まった土を再度耕してから種まきの溝を掘り、種を播きます。

種まき溝を切り、水が貯まるような状態します。水を播いてから種を播き、土を軽くかぶせて、シッカリ土を押し込み、種を土に密着させます。再度水を播きます。

種まき種をまいた溝に、日陰を作る(水分の乾燥を防ぐ)ため上に覆いをかぶせます。竹を蓋にしていますが、新聞とか古くなったゴザとか、何でも良いです。とにかく日よけに成る物を上にかぶせておきます。ニンジンは発芽に光が必要なので、若干日が入る方が良いかもしれません。

4日目〜―頑張って水まき―

発芽発芽までは出来るだけ1日に1回は水まきをします。一週間後に無事発芽しました。

上記は今までの失敗を元に考えて行ってみました。

  • 種まきのとき、水をたっぷりあげても、表面が堅くなってしまい発芽できない
  • 種まきのとき、水をたっぷりあげても、すぐに乾いてしまい水が足りない
  • 雨降りを待って、種の播きの野タイミングを逃してしまう
一度たっぷり水をあげて、土の中まである程度水を与えると、表面の水の乾きが遅くなるように感じます。一日置くことで、土の表面が堅くなったのをほぐしてあげることが出来ます。水分が無い状態で水を含み乾くと堅くなるようですので、一旦地中に湿り気があれば、土の表面は堅くなり難いです。
いくら酷暑で暑くても、太陽の位置は傾いてくる訳であり、種の播き時はそうそう大きく変化はしない物ですね。
なお、このときは発芽後、ようやく十分な量の雨が降り一安心しました。

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