素人さんの家庭菜園季節の野菜

ほとんど手がかからず育つ作物

本格的な育て方についてはプロフェッショナルの書籍リンクページの種苗メーカ、農協のサイトなど、プロフェッショナルの皆様の情報を基本にしてください。ここでは私Hanakoの経験値に基づく方法や結果などをご紹介いたします。邪道だったりその育て方でうまくいったのではなく、たまたま何かの条件が良くてうまく育った場合もありますのでご了承ください。

サツマイモ

初めて育てる初心者向け野菜の代表です。植え付けから根付くまでが重要。

  1. 5月下旬〜6月上旬に植える。
    →5月のGW頃から苗は売っていて、植えることも出来るのですが、サツマイモの最大のポイントは「雨の前に植える」です。とにかく、植え付けた後に無事根付くまで水が必要。梅雨の走り直前に植え付けることが成功するポイントであり、サツマイモのすべてはここにあると思えるほどです。ちなみに6月中旬を過ぎてしまうと、苗が売り切れてしまうのでそこはバランスよく。過去、週末が雨直前の晴れ間という時があったがどうしても「お出かけ」の予定が入ってしまったため、買いそびれたことがあります。
    植え付ける畝は、水はけよく高畝にしつつ、根元は水がたまるようにくぼみを作ります。
    水を入れてから植え付けて(左図)、土をかぶせて(右図)、また水を撒きます。
    サツマイモ サツマイモ
  2. 7月〜8月
    →夏の間、あまりに雨の降らない酷暑が続くようであれば水やりが必要ですが、週に1〜2回くらい夕立があれば放っておいても何とかなります。
    あまり雑草が茂らないうち、小さいうちにコマメに雑草を抜いておくと良いです。
  3. 9月下旬〜10月に掘る。
    →9月中旬位から探って掘ることが出来ます。神奈川西部にてぎりぎり11月位まで掘りながら食べても持ちます。ただし、モグラなどが食べたり、晴れの日が続いた後、急な雨でサツマイモが膨らみはじけるようにキズが入ってしまうと、土の中で腐ってしまうという失敗をします。一気に掘り起こしても良いですが、小さめのうちから探り掘りして食べるのが良いです。掘る時、軍手はツブツブのないものを使ってください。ツブツブ(滑り止め)が付いているとイモの皮が剥けて(傷がついて)しまいます。

サツマイモは掘りたてよりも1週間くらいは寝かせて(休ませて)から食べる方がおいしいです。
全て収穫した後、食べきれない分の保存方法は傷がつかないように土を払って新聞紙で1本ずつ包んで寒すぎないところに保管します。土を払うときに、水で洗わない方が日持ちがします。サツマイモはどちらかと言えば南の国の植物なので冬場の寒いところに保管していると痛んでしまいます。理想は発泡スチロールや段ボールにオガクズやモミワラを敷き詰めた中に保存するそうですが、なかなかそこまでするスペースが一般家庭ではないですよね。

サツマイモの苗を増やす

サツマイモ5月末〜6月上旬に植えたサツマイモの苗、ある程度育ってきた7月上旬に苗を増やすことが出来ます。素人、初心者でも簡単に増やすことが出来ます。
雨のタイミングが悪かったり、弱い苗だったり、所々絶えてしまった苗の補完に是非お試しください。
右の写真で印を付けたところ、2012年悲しくも水やり不足などにてダメにり欠員となった(根付かず枯れてしまった)サツマイモの場所です。この場所に元気な苗を苗として移植します。

  1. 茎(葉っぱ)が10枚以上出ている元気な苗を選び、7茎程度の所で切り取り苗とします
    サツマイモ サツマイモ
  2. 切り取った茎は苗として、普通に植えます。これだけでOK
    サツマイモ サツマイモ
  3. 今回枯れたのはおまけとして商売品にならない苗をもらった物です。このように、サツマイモは簡単に増やせるので、欠員が出ても気にせず補完しています。
    余談ですが、このように簡単に苗が増やせるから、江戸時代飢饉対策でサツマイモが植えられたのかしら?と思いを馳せてみたり。

サツマイモの花

2012年8月29日朝7時のこと。
十数年サツマイモを育てていて初めてみました。サツマイモの花です。携帯しか持っていなくて、良い写真が撮れなかったのが残念です。関東ではサツマイモに花が咲くとニュースになるくらい珍しいことらしい。
サツマイモ サツマイモ

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